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【もはや人間兵器】中国が「闇を見通すレンズ」で未来兵士を量産? スパイ活動・軍事利用に現実味

望月博樹 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

中国の研究チームが、暗闇で目を閉じていても見えるコンタクトレンズを開発した。

アメリカ科学誌『ネイチャー』によると、22日(現地時間)、中国科学技術大学(USTC)の研究チームは暗所で動きを識別できるレンズを開発し、その研究結果を国際学術誌『セル』に発表したという。

人間は短波長可視光線(400~700nm)しか識別できない。一方、一部のヘビやコウモリは遠赤外線(5,600nm~1mm)を感知する器官を持ち、暗闇でも狩りが可能だ。

研究チームが開発したレンズには、人間の感知できない近赤外線(800~1,600nm)を吸収し、人間が識別可能な短波長可視光線に変換するナノ粒子が注入されている。

引用:NARA & DVIDS Public Domain Archive - GetArchive

引用:NARA & DVIDS Public Domain Archive – GetArchive

軍の夜間作戦で使用される暗視装置とは異なり、バッテリーは不要で、サイズも小さい。このレンズを装着するだけで、夜間でも周囲が見えるようになる。

当初、研究チームはマウス実験で光を感知する網膜の下にナノ粒子を注入する方法を採用した。しかし、目の内部に直接的に注入する侵襲的な処置は実用面での課題があると判断し、研究チームは安全性の高い高分子素材「ハイドロゲル」を用いたコンタクトレンズへの応用に切り替えた。

赤外線を吸収するため、このレンズをつけて目を閉じると、かえってよく見える。まぶたが赤外線よりも可視光線を多く遮るため、識別を妨げる可視光線が減少するからだ。

また、従来の暗視装置とは異なる色彩を提供する。暗視装置が可視光線や近赤外線光子を電子に変換し、この電子を発光スクリーンに伝達して緑色の階調で視野を提供するのに対し、このレンズは赤外線を直接感知することで、より豊かな色彩を表現する。

研究チームは、この技術が色覚異常(色盲・色弱)の矯正にも応用できる可能性を示唆した。さらに、スパイ映画のような秘密のメッセージ伝達や、偽造防止マークへの活用も考えられるという。

論文の筆頭著者であるティエン・シェ神経科学教授は、「超感覚的視野を提供し、様々なコンタクトレンズ、眼鏡、ウェアラブルデバイスなどの新たな可能性を切り開く」と自信を示した。

中国復旦大学のシャオミン・リー化学者は、この技術について「SF映画から飛び出してきたかのようだ」と評し、「私たちを取り巻く世界を解釈するのに新たな可能性をもたらす」と紹介した。

ただし、まだ課題も残る。ナノ粒子が光を散乱させるため、レンズを通して見る視野はややぼやける。研究チームは、この技術を眼鏡に応用し、光の方向を変える方法で一部改善を図った。また、現時点では強い赤外線信号しか読み取れないため、性能面では従来の暗視装置には及ばない。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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