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2025年06月06日金曜日
ホームニュースゼレンスキー大統領がトランプ氏に「強力措置」要請!ロシアとの2回目交渉決裂で外交カード切る

ゼレンスキー大統領がトランプ氏に「強力措置」要請!ロシアとの2回目交渉決裂で外交カード切る

引用:Depositphotos

ウクライナとロシアの代表者らは、トルコのイスタンブールで2回目の平和交渉を行ったが、捕虜交換で和解するにとどまった。

2日(現地時間)、BBCをはじめとする海外メディアは、ロシアがウクライナと西側諸国の要求する無条件停戦を拒否し、代わりに前線の特定地域で2~3日間の停戦を逆提案したと報じた。

今回の交渉は1時間強で終了し、捕虜のうち負傷者や重傷者、25歳以下の兵士を相互に交換し、来週から双方が戦死者の遺体6,000体を引き渡すことで合意した。ウクライナ側はロシアに強制連行された数百人の子どもたちのリストも渡したという。

ロシアは無条件停戦の代わりに恒久的な平和交渉を強調し、厳しい条件を提示した。RIAノーボスチ通信とインターファクス通信によると、ロシア側は停戦の条件として、ウクライナ東部・南部の占領地からのウクライナ軍撤退と西側の軍事支援中止を要求したという。「無条件」停戦は不可能だとの立場を示した。

ロシアは代替案として、戦死者の遺体回収のための2~3日間の部分的停戦を提案した。さらに、最終的な平和の実現のため、占領地とクリミア半島をロシア領に認めることと、ウクライナの中立維持を求めた。現在、ロシアは2014年に併合したクリミア半島を含むウクライナ領土の20%を支配している。一方、ウクライナは同日の交渉に先立ち、ロシアに提示した平和ロードマップ構想を盛り込んだ提案書の中で、少なくとも30日間の無条件かつ全面的な停戦を前提条件として提示した。

このように、今回の交渉は開始前から両者の見解の相違が顕著だった。交渉後、ウクライナ側の代表であるルステム・ウメロフ国防相は、30日間の陸海空における無条件停戦を通じて殺戮を止めるべきだと強調した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2回目の交渉結果の報告を受け、記者会見で「改めて強調したいのは、ドナルド・トランプ米大統領との最後の会話で述べたように、停戦の進展がなければ米国の強力な措置が必要だということだ」と訴えた。

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