有力な暗号資産アナリストのデイブ・ザ・ウェーブ氏(Dave the Wave)が、ビットコイン(BTC)の中長期的な上昇の可能性について見解を示した。
2021年にビットコインの最高値を的確に予測した実績を持つ彼は、現在、ビットコインが11万ドル(約1,584万8,181円)の抵抗線突破に苦戦しているものの、今後は大幅な上昇が見込まれると述べた。

デイブ・ザ・ウェーブ氏は最近、SNSプラットフォームX(旧Twitter)で約15万3,800人のフォロワーに向けて、週足チャートベースのMACD(移動平均収束発散法)指標の分析結果を公開した。
その中で同氏は、ビットコインの週足MACD指標が強気相場を示唆しており、2012年以降の市場上限を形成してきた斜め抵抗線に再び到達する可能性が高いとみている。
デイブ・ザ・ウェーブ氏は「週足MACDの拡大から判断すると、ビットコインはさらなる上昇が見込まれる」と指摘した。
同氏のチャートによれば、年末までにMACDが斜め抵抗線に達し、ビットコイン価格が16万ドル(約2,304万7,096円)水準まで反発する可能性が示されている。
また、長期的観点からもポジティブな見方を示した。デイブ・ザ・ウェーブ氏は「月足MACDも再び上昇トレンドに転じている」と述べ、中長期的な強気相場を裏付けた。
ただし、短期的には調整の可能性も指摘している。
デイブ・ザ・ウェーブ氏はビットコイン価格が約9万8,000ドル(約1,412万324円)まで下落する可能性があり、この水準で地域的な底を形成した後、新たな上昇相場が始まると分析した。
彼は「ビットコイン価格が10万ドル(約1,440万8,494円)を下回って一時的に調整することがそれほど悪いことだろうか。過剰に反応する投資家のみがそう感じるだろう」と述べ、短期的な下落に対する過度な懸念を戒めた。
2日午後3時28分(日本時間)時点で、ビットコインは10万5,000ドル(約1,512万7,809円)前後で取引されている。これは依然として11万ドルの抵抗線に近い水準であり、今後の値動き次第では短期的な下落または上昇転換の両方の可能性がある局面といえる。