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2025年06月13日金曜日
ホームニュース「今は自分の頭で考えないといけない。怖い」ChatGPT大規模障害でユーザー4億人が阿鼻叫喚→SNSでミーム祭

「今は自分の頭で考えないといけない。怖い」ChatGPT大規模障害でユーザー4億人が阿鼻叫喚→SNSでミーム祭

OpenAI「ChatGPT正常稼働中…音声モードは高いエラー率」

今年だけで3度目の障害…SNSでは揶揄するミームが流行

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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OpenAIのAIサービス「ChatGPT」が再び世界的な障害を引き起こし、無料・有料ユーザー全員が不便を強いられた。

11日、障害追跡サイト「Downdetector(ダウンディテクター)」によると、ChatGPTの障害は米東部時間前日午前2時36分頃に報告されたという。当初は小規模な問題だったが、午前5時30分頃に急増し、ピーク時には約2,000件のエラーが報告された。

韓国でも前日夕方から始まった障害が未明まで続いた。現在、サービスはほぼ復旧したが、音声モードでは依然としてエラーが発生している。

今回の障害はChatGPTのウェブ・モバイルサービスだけでなく、OpenAIのAPI全般に影響を与えた。月額20ドル(約2,904円)の有料サービス「ChatGPTPlus」ユーザーも無料ユーザーと同様に使用できなくなり、OpenAIのAI動画生成ツール「Sora」も障害が発生した。

ユーザーはログイン後、チャットに入力しても応答がないか、「502 Bad Gateway」、「Service Unavailable」などのエラーメッセージが表示されたと報告した。一部では「同時リクエストが多すぎます」というメッセージとともに「うーん…何かが間違っているようです」というエラー画面が表示された。

地域別では英国(1,450件)、米国(1,100件)、インド(約800件)で多くの問題が報告された。韓国を含むアジア地域でも多数のユーザーが接続障害を経験したとみられる。

OpenAIは公式ステータスページで「ほぼすべてのChatGPT構成要素が現在全ユーザーを対象に正常に動作している」としながらも、「音声モードではまだエラー率が高い。エラーの原因を完全に修正するよう努めている」と発表した。

今回の障害の原因は公式発表されていないが、業界では最近の大規模トラフィック急増により、一部地域でリクエスト処理能力を超えたことが主な原因である可能性があると見ている。

ChatGPTの障害は今年に入って1月、4月に続き3回目だ。昨年11月と12月にも障害が発生し、特に12月にはアップルがiPhoneなど自社デバイスにChatGPTを搭載したOSを配布し、ユーザーが急増したことで接続障害が発生した。

今回の障害はChatGPTの世界週間アクティブユーザー4億人とChatGPTPlusの有料ユーザー1,000万人に広範な影響を与えた。企業や個人の業務または日常生活におけるAIサービスへの依存度が高まる中、大規模AIサービスの障害が及ぼす影響の深刻さを示す事例として注目される。

サービス障害が続く中、ユーザーはSNS「X(旧Twitter)」で懸念を表明した。あるユーザーは「職場の友人がまた倒れた」と投稿し、別のユーザーは「今は自分の頭で考えないといけない。怖い」などと反応した。

実際、最近のChatGPTの日常利用は増加傾向にある。求人情報サイト「Glassdoor」は、職場でのChatGPT使用が1年で2倍に増加したと報告した。米国の青少年の26%が学業にChatGPTを活用していることがピュー研究所(Pew Research)によって明らかになった。

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