22.4 C
Tokyo
2025年06月15日日曜日
ホームニューストランプ「軍投入でLA安定化」自画自賛も全米抗議拡大…州兵4千人+海兵隊700人派遣、14日"ノー・キングス・デー"で最高潮へ

トランプ「軍投入でLA安定化」自画自賛も全米抗議拡大…州兵4千人+海兵隊700人派遣、14日”ノー・キングス・デー”で最高潮へ

引用:Depositphotos

米国のドナルド・トランプ大統領は、ロサンゼルス(LA)への軍投入により、不法移民取り締まりに反対する抗議デモが沈静化したと主張した。

トランプ大統領は12日(現地時間)、自身が立ち上げたSNS「トゥルースソーシャル」に投稿し、「ここ2晩、LAは安全で安定していた」と述べた。さらに「我々の優秀な州兵が海兵隊の支援を受け、LA警察が効果的に任務を遂行できるようにした」と付け加えた。

トランプ大統領は州兵4,000人の動員を命じ、さらに海兵隊700人をLAに派遣した。LAに派遣された州兵と海兵隊は、抗議デモに対応する警察の警護や連邦政府施設の警備などの任務を遂行中だ。 トランプ大統領は「軍がいなければ、LAはここ数年で見たこともない犯罪の温床になっていただろう」と主張した。

トランプ大統領は、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事を厳しく批判した。ニューサム知事は民主党所属で、次期民主党の大統領候補の有力者とされている。トランプ大統領は「状況を完全に制御できていない」とし、「ニューサム氏は自らの失態と無能を正当化するのではなく、救ってもらったことに感謝すべきだ」と述べた。

しかし、トランプ政権の不法移民取り締まり強化に反発する抗議デモは、LAを超えてシアトル、サンフランシスコ、デンバー、オースティン、ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィアなどに拡大している。

トランプ政権の反移民政策に対する抗議デモは、14日が転機となる見通しだ。この日は土曜日の休日で、トランプ大統領の誕生日であり、米陸軍創設250周年記念パレードも予定されている。

現在、米国全土で「ノー・キングス・デー(No Kings Day)」に合わせて抗議デモが最高潮に達する見込みだ。「ノー・キングス」は、「トランプ大統領は王ではない」という意味で、現在米国全土で抗議者が組織されている。

引用:AP通信
引用:AP通信

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了