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2025年06月15日日曜日
ホームニュース北朝鮮が寧辺に「第2のウラン濃縮工場」建設中…降仙と同規模120m×48m、核兵器50個から大幅増産体制へ

北朝鮮が寧辺に「第2のウラン濃縮工場」建設中…降仙と同規模120m×48m、核兵器50個から大幅増産体制へ

引用:Newsis
引用:Newsis

北朝鮮が核兵器用のウラン濃縮施設とみられる建物を建設中であることが衛星画像で確認されたと、米国の北朝鮮専門サイト「ビヨンド・パラレル(BEYOND PARALLEL)」が12日(現地時間)に報じた。

6日に撮影された衛星画像には、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)核施設内の南部地域で新たな建物が建設中である様子が捉えられた。昨年の12月中旬に着工したこの建物は、今月初めまでに外部構造がすべて完成しており、建物脇に資材や機器が置かれていることから、内部工事が進行中とみられる。

寧辺で建設中の新施設は、横120m、縦48mで、降仙(カンソン)にあるウラン濃縮工場(横115m、縦50m)とほぼ同規模だ。寧辺核施設内のプルトニウム抽出工場である放射化学実験室から北北東に約480m、既存の遠心分離機建物から北に約1,800mの位置にある。

これは国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長が9日、寧辺で「降仙にあるウラン濃縮工場と同様の規模と特徴を持つ新たな建物」が建設中だと明らかにしたことと一致する。北朝鮮は寧辺の新施設と降仙のウラン濃縮工場を正式に申告したことはない。グロッシ事務局長は「降仙と寧辺の未申告の濃縮施設は重大な懸念事項だ」と強調した。

北朝鮮は現在、小型戦術核弾頭を含め約50個の核兵器を保有しており、さらに40個の核兵器を製造可能な核物質も確保しているとされる。寧辺で建設中の新たなウラン濃縮施設が完成すれば、北朝鮮の核兵器保有量が10年以内に大幅に増加する見通しだ。

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