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【ゼレンスキー絶望】ロシアの「自爆ドローン」がウクライナを襲う!ウクライナの迎撃ミサイルは枯渇寸前

望月博樹 アクセス  

蜂の群れのように飛来するロシアのドローンに苦しむウクライナ

引用:el pais
引用:el pais

海外メディア「CNN」は今月15日、ロシアが6月1日(現地時間)にウクライナによるドローン攻撃で自国の空軍基地と戦闘機が被害を受けて以来、毎日のようにウクライナの主要都市に大規模な自爆ドローンとミサイル攻撃を仕掛けていると報じた。

特に、ロシアが即座に報復攻撃を行った6月1日には、わずか1日で472機ものドローンが発射された。CNNによると2022年2月、ロシア・ウクライナ戦争が開始して以来、ロシアが実施した最大規模のドローン攻撃7件のうち、4件が過去4週間で発生したという。

ロシアによるドローン攻撃は、昨年の秋にイランから導入した自爆ドローン「シャヘド」のロシア国内大量生産体制が整った後さらに激化した。

アメリカの戦争研究所(ISW)に所属するロシア専門家クリスティナ・ハワード氏は、ロシアが月間2,700機のシャヘドドローンと2,500機の防空網攪乱用のデコイドローンを生産できると推定している。

ハワード氏は「この生産能力により、ロシアは一晩で300〜400機規模のドローン攻撃をより頻繁に仕掛けられるようになった」と説明した。

ロシア軍はウクライナ各地を日替わりで標的にしており、首都キーウ、港湾都市オデーサ、第2の都市ハルキウなどが繰り返し攻撃を受けている。

キーウのシンクタンク、ラズムコフセンターの外交・安全保障専門家であるオレクシー・メルニク氏は「あちこちを少しずつ狙うのではなく、空爆を集中させることで、衝撃の大きさと心理的な効果を最大化できる」と指摘した。

ロシアは民間人を空爆の標的にしていないと主張しているが、ウクライナ側は過去4週間だけで、ロシアの攻撃により子どもを含む少なくとも154人の民間人が死亡したと発表した。負傷した民間人も900人を超えている。

欧米の専門家らは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナの抵抗意志を弱め、停戦の交渉で優位に立つために空爆を強化しているとみている。

最近、ロシアのドローンが機関銃の射程を超える高い高度で飛行して攻撃を行うようになり、ウクライナのドローン迎撃はさらに困難になっている。

昼間はウクライナの最高裁判所の裁判官として勤務し、夜は高層ビルの屋上で対空機関銃を操作するユーリー・チュマク裁判官は「以前はロシアのドローンがレーダーに見つからないよう低空飛行していたが、最近では高度2~5kmを飛行するため、機関銃での撃墜が不可能になった」と語った。

そのため、ウクライナはロシアのドローンを撃墜するためにミサイルを使用せざるを得なくなったが、問題はウクライナが保有する対空ミサイルの数が限られていることだ。CNNによると、ロシアがレーダーに引っ掛かる高度でドローンを飛行させているのも、この点を狙ったものだという。

これに関連して、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今月14日に開いた記者会見で「イランのシャヘドドローンを撃墜するため、アメリカが提供を約束していた対空ミサイル2万発がイスラエル向けに再配分された」と述べ、「これは大きな打撃だった」と明かした。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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