
急落していた暗号資産(仮想通貨)の下落幅が大幅に縮小している。これにより、ビットコインは10万ドル(約1,465万円)を、リップルは2ドル(約293円)をそれぞれ回復した。
23日午前9時現在、世界の仮想通貨相場を中継するサイト「コインマーケットキャップ」によると、ビットコインは24時間前比1.49%下落の10万839ドル(約1,477万6,947円)となっている。
ビットコインは一時3%以上下落し、10万ドルを割り込んでいた。
時価総額2位のイーサリアムも3.59%下落し、2,224ドル(約32万5,905円)で取引されている。イーサリアムは一時8%以上急落し、2,189ドル(約32万776円)まで下落していた。
時価総額4位のリップルは2.31%下落し、2.01ドル(約295円)となっている。リップルも一時6%程度下落し、2ドルを割り込んでいた。
この動きは、前日にイラン議会がホルムズ海峡封鎖案を可決し政府に送付したものの、実際には封鎖が実行されないだろうとの観測が広がったことが背景にあるとみられる。
原油輸出が最大の外貨獲得源であるイランにとって、ホルムズ海峡の封鎖は自らの首を絞める行為になるためだ。
国際原油価格も上昇幅を縮小している。同時刻、WTI原油先物は2.33%高、ブレント原油先物は2.39%高となっている。約1時間前には両指標とも4%以上の急騰を記録していた。
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