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「20億円名画が贋作疑惑!?」巨匠ルーベンスの『サムソンとデリラ』、美術界で“真贋論争”が過熱するワケとは?

望月博樹 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

英国ナショナル・ギャラリーが所蔵するピーテル・パウル・ルーベンスの名画『サムソンとデリラ』が、偽作ではないかという疑惑に揺れている。

英『ガーディアン』紙によれば、ナショナル・ギャラリーは1980年、クリスティーズのオークションで同作品を250万ポンド(約4億9,338万円)で落札した。現在の価値では1,000万ポンド(約19億8,065万円)にも達する。

だが、展示以降、美術関係者の間では絵の筆致や彩色、人物の描写が不自然だという指摘が相次いだ。さらには、古い絵に見られるはずの微細な亀裂も存在せず、「20世紀の複製品ではないか」という疑いまで浮上している。

ルーベンス研究者のカシア・ピサレク氏は「非常に問題の多い作品で、驚くほど現代的だ」と断言。17世紀絵画の専門家クリストファー・ライト氏も「ルーベンス特有の精巧さと繊細さが欠けており、とても17世紀の作品には見えない」と断じた。

さらに疑惑に拍車をかけたのは、この作品をルーベンス作として初めて記録したドイツの美術史家ルートヴィヒ・フルハルト氏が、生前に商業目的で多くの作品を誤認していたという事実だ。彼の信頼性が揺らぐ中、『サムソンとデリラ』も同様に偽作の可能性が高いとされている。

決定的な疑念は、絵画の裏面に現代的な合板が取り付けられているという点。裏面は作品の真贋を判断するうえで極めて重要な手がかりとされており、それが隠されていることで多くの専門家が疑問を抱いている。

こうした声に対し、ナショナル・ギャラリー側は「1982年の理事会と1983年の技術報告書でパネルの状態について詳細に検討しており、作品購入以前から合板が貼られていた」と反論。「この作品の真贋を疑ったルーベンス専門家は一人も存在しなかった」と、名画の正統性を改めて強調している。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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