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「イラン核施設は空だった」!?米空爆直前にイラン高濃縮ウラン撤去済み?衛星写真が示す「異常な動き」

梶原圭介 アクセス  

「数日前、フォルド核施設にトラック16台」

「イスファハンでもウラン搬出の可能性」

米・イスラエル、イランとの「モグラたたき」開始

引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ
引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ

米国がバンカーバスター爆弾を投下したイランの重要核施設は、空爆前にすでに空になっていた可能性が指摘され、イランが蓄積した高濃縮ウランの行方に注目が集まっている。

22日(現地時間)ワシントン・ポスト紙によると、米商業衛星会社マクサー・テクノロジーズは19日、イラン・ゴム州の山岳地帯に位置するフォルド核燃料濃縮施設(FFEP)の進入路に計16台の貨物トラックが並んでいる様子を捉えた。

これらのトラックは翌日撮影の衛星写真では、その大半が北西に約800m離れた場所に移動していた。

核施設入口のすぐ横にトラック1台が停車しているなど、出入口周辺にもブルドーザー数台と他のトラックが見られた。

マクサー側はこれについて「通常とは異なるトラックおよび車両の動き」と指摘した。

米シンクタンク科学国際安全保障研究所(ISIS)の上級研究員、スペンサー・パラガソ氏は、複数の理由が考えられるが、イランが危険物質の流出を防ぐため核施設の進入トンネルを埋める予防措置を取った可能性があると分析した。

ミドルベリー国際学研究所の東アジア不拡散プログラム所長、ジェフリー・ルイス氏は「すべてを停止し、撤去可能なものを撤去した後、封鎖した可能性がある」とし、これにより米国とイスラエルが「イランとのモグラたたきを強いられることになった」と指摘した。

引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ
引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ

先に米空軍は22日未明、フォルド核施設に計14発のGBU-57バンカーバスター爆弾を投下した。

その後撮影された衛星写真は、フォルド核施設に通じるトンネルの入口が土砂で塞がれている様子を示しているが、爆撃の影響で崩壊したのか、イラン側が事前に入口を封鎖した結果なのかは即座に確認できていない。

米ニューズウィーク誌は、フォルド核施設周辺で目撃されたトラックの具体的な活動は不明だが、イランの国営メディアは主要核施設が空になっており、濃縮ウランも「安全な場所」に移されたと報じていると指摘した。

ニューヨーク・タイムズ紙は、関連情報に詳しい匿名のイスラエル当局者の話として、イランがフォルド核施設にあった設備とウランを数日前に別の場所に移動させたと伝えた。

フォルド核施設は多数の遠心分離機で武器級に近い高濃縮ウラン(HEU)を大量生産してきた場所だが、米国が空爆した時点ですでに空になっていた可能性があるという。

引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ
引用:マクサー・テクノロジーズ、AFP通信
引用:マクサー・テクノロジーズ

実際、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長は国連安全保障理事会の緊急会合で、米国がイランの核施設3か所を攻撃したが、外部の放射線量の増加は観測されなかったと述べた。

これとは別に、イスファハン核施設に保管されていた408kg相当の60%濃縮ウランも別の場所に移された可能性が高い。

準武器級とされる60%濃縮ウランは、わずか数週間で武器級の90%まで純度を上げることが可能で、408kgは核弾頭9〜10個を製造できる量とされる。

グロッシー事務局長は、イスラエルがイランを奇襲攻撃する約1週間前の13日にIAEA査察官がイスファハンでこの核物質を確認したが、現在は別の場所に移されたと考えられると述べた。

この濃縮ウランは特殊製造の小型容器に収められており、車両のトランクで運搬する場合、10台あれば全量を移動できるとニューズウィーク誌は伝えた。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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