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2025年06月28日土曜日
ホームニュース【休戦3時間で爆撃再開】イラン「撃ってない」イスラエル「嘘つけ!」 トランプ休戦合意、早くも破綻の危機

【休戦3時間で爆撃再開】イラン「撃ってない」イスラエル「嘘つけ!」 トランプ休戦合意、早くも破綻の危機

引用:CNN

米国のドナルド・トランプ大統領が、イスラエルとイラン間の休戦合意を発表した後、休戦が発効したにもかかわらず、イランがイスラエルにミサイル攻撃を行ったとイスラエル側が主張した。

イスラエルは24日(現地時間)、イランが休戦発効後もミサイル攻撃を継続したとし、これを休戦違反と位置付け、強力な対応を警告した。一方、イラン軍は休戦後のミサイル発射を否定し、休戦違反の有無を巡って両国間で激しい応酬が展開された。

AFP通信、 ロイターなどの海外メディアによると、イスラエルのイスラエル・カッツ国防相はこの日の声明で、休戦協定発効後もイランがミサイルを発射したとし、「完全な休戦違反だ」と非難した。

カッツ国防相は「イスラエル軍に対し、テヘラン中心部の政権関連施設への強力な攻撃を指示した」と明かした。イスラエル軍はイランのミサイル発射を探知後、迎撃作戦を展開中だと発表した。イスラエル軍のエヤル・ザミール軍参謀総長は、イランの深刻な休戦違反を受け、武力行使を継続する意向を示した。

イスラエルのこの立場表明は、トランプ大統領が発表したイランとの休戦協定発効から3時間も経たない時点で行われた。AP通信は同日の午前、イスラエル北部で爆発音が聞こえ、空襲警報が鳴り響いたと伝えた。

イラン軍はイスラエルへのミサイル発射を否定した。イランの準国営通信ISNAも、休戦発効後にイランがイスラエルにミサイル攻撃を行ったとの報道は虚偽だと伝えた。

トランプ大統領は先に、24日0時(米東部時間、イスラエル時間・午前7時)からイランが攻撃を停止し、12時間後の24日正午にイスラエルも空襲を中止、さらに12時間経過後に「戦争終結とみなす」と発表していた。彼は自ら公表した休戦開始時刻を約1時間過ぎた同日の午前1時10分頃(米東部時間)、SNSのトゥルース・ソーシャルに「休戦が発効した。違反するな!」と投稿した。その後、イスラエルとイランも相次いで休戦を公式に認めた。

イランとイスラエルは、トランプ大統領の休戦合意発表後、効力発生までの間もミサイルの応酬を続けた。イスラエル南部のテルアビブやベエルシェバなどへのイランの攻撃により、少なくとも4人が死亡、8人が負傷した。また、イスラエルのミサイル攻撃でイラン北部のギーラーン州でも9人が死亡したと海外メディアは報じた。

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