29.9 C
Tokyo
2025年07月19日土曜日
ホームニュース「マスクは史上最大の補助金乞食」トランプVSマスクの泥沼バトル再燃でテスラ株6日連続下落...補助金めぐりDOGE調査の可能性

「マスクは史上最大の補助金乞食」トランプVSマスクの泥沼バトル再燃でテスラ株6日連続下落…補助金めぐりDOGE調査の可能性

引用:CNN

テスラ株が1日(現地時間)にまた下落した。先月24日から始まった下落傾向が6営業日連続で続いている。テスラは先月22日のロボタクシーサービス開始の好材料を受けて23日に8%急騰した後、24日から6営業日連続で下落している。

先月、収束したかに見えたテスラのイーロン・マスクCEOと米国のドナルド・トランプ大統領との対立が、28日のマスクCEOによるトランプ大統領の減税法批判で再燃し、テスラ株は今回の下落に見舞われた。

テスラ株は午後に14.90ドル(約2,138円)下落し、302.76ドル(約4万3,457円)で取引を終えた。取引開始直後には下落幅が7.7%に達し、一時300ドル(約4万3,061円)を割り込む場面もあった。

この日のテスラ株急落の引き金になったのは、トランプ大統領のソーシャルメディアへの投稿だった。トランプ大統領は前日深夜、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に、マスクCEOへの補助金支給を政府効率化省(DOGE)が調査すべきだとの投稿をした。

トランプ大統領は「イーロン(マスクCEO)氏は恐らく史上最大の補助金受給者だろう」とし、「補助金がなければ、彼は恐らく事業を畳んで南アフリカの実家に戻らざるを得なかっただろう」と述べた。さらに「ロケット打ち上げも、衛星も、電気自動車の生産もなくなれば、我が国は莫大な資金を節約できるだろう」とし、「おそらくDOGEがこれを調査する必要がある」と付け加えた。

これは、最近までDOGEのトップを務め、トランプ政権2期目の公務員削減と支出削減、そのための資料アクセス要求など強大な権限を振るい、公務員社会で顰蹙を買っていたマスクCEOを、米連邦政府が直接調査せよという指示に等しい。トランプ大統領は、こうすれば「莫大な資金が節約できる」と述べた。

テスラの電気自動車はこれまで、政府補助金が総利益の20%に達するほど、政府の環境補助金の恩恵を大きく受けてきた。また、マスクCEOの宇宙企業「スペースX」と、その傘下の衛星インターネットアクセスサービス「スターリンク」は政府契約に依存している。

トランプ大統領は、マスクCEOが自分に怒りを向けているのは現実認識の欠如によるものだと非難した。トランプ大統領は、マスクCEOが怒っているのは電気自動車の補助金がなくなりつつあるためだが、さらに多くのものを失うことになると警告した。彼は「警告する。イーロン氏はそれ以上に多くのものを失う可能性がある」と述べた。

トランプ大統領は翌朝の1日、記者団と会見し、マスクCEOへの攻撃を続けた。彼は「私の考えでは、これから起こることはDOGEがマスクCEOを調査することだ」とし、「DOGEがマスクCEOを追及すれば、我々は莫大な資金を節約できるだろう」と述べた。トランプ大統領は「彼(マスクCEO)はこのようなゲームをすべきではなかった」と強調した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください