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【脱・中国依存】EVの命運握る”レアアース供給”回復せず…米韓がベトナムやエストニアに活路を見出す

有馬侑之介 アクセス  

「韓国企業、ベトナム産に20%のプレミアム支払いの準備」

ベッセント氏「レアアース磁石の供給、以前の水準に戻らず」

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米中貿易戦争の影響で、レアアース(希土類)の供給不安が続いている。

レアアースの確保に危機感を抱く企業は、供給網の多角化に乗り出し、最大20%のプレミアム(上乗せ価格)を支払ってでもレアアース磁石を購入しようとする動きも見られるという。

1日(現地時間)、ロイターによると、中国でレアアース磁石を製造している韓国企業ノバテック(Novatech)の顧客企業の一部は、ベトナム産のレアアース磁石に対して15〜20%のプレミアムを支払う準備が整っているという。 こうした動きからも、企業の危機感の高まりがうかがえる。レアアース磁石は、電気自動車や風力タービンなどに使用されている。

ロイターは関係者の話として、ノバテックが現在、ベトナムの工場に100億ウォン(約10億5,582万円)以上を投資していると報じた。 同工場では、現地の協力企業が加工したレアアースを用い、来年初めにレアアース磁石の生産を開始する予定だという。

また、カナダのネオ・パフォーマンス・マテリアルズ社は、エストニアにレアアース磁石工場を建設し、今年5月から生産を開始した。同社は、長年続いていた顧客獲得の困難を完全に克服したとしている。

中国以外の国に工場を建設する場合、生産コストの上昇は避けられないが、それでも顧客企業はその分のプレミアムを支払う意向を示しているという。

同社の関係者は、「顧客は、当社の施設を通じていかに自社の需要を満たすかについて話し合いたがっている」と語っている。

電気自動車1台あたりには2~4kgのレアアース磁石が使用されるが、中国産に比べて1kgあたり10~30ドル(約1,435円~約4,306円)高くても購入を希望する顧客が相次いでいるとされる。

レアアース磁石の原料であるネオジム・プラセオジム(NdPr)の場合、中国産は1kgあたり約62ドル(約8,900円)だが、あるレアアース企業の関係者によれば、自動車メーカーは第三国産に対して80ドル(約1万1,484円)を支払う意思もあるという。

レアアースの不足で工場の操業が止まるよりも、プレミアムを支払ってでも安定的な供給先を確保する方が得策だとの判断だ。

英国のレアアース加工企業レス・コモン・メタルズ(LCM)の関係者も、注文が殺到していると述べ、多くの企業が中国に代わるレアアース磁石の供給先の確保を模索していると明らかにした。

レアアース磁石市場の90%を占める中国の外に生産拠点を構築するには、数年から数十年かかるとの見方も業界内で広がっている。

プレミアムをどの程度に設定するかも課題だ。価格が高すぎれば顧客企業が使用を控える一方、逆に低すぎれば供給企業にとって中国以外に工場を建設する動機が乏しくなる。

これに先立ち中国政府は、ドナルド・トランプ大統領が4月4日に発表した相互関税措置への対抗として、自国産のレアアース磁石などの輸出規制に踏み切った。

中国がしばらくの間、レアアースの輸出許可を出さなかったため、「レアアース危機」への懸念も高まっていた。 米中両国は先月行われた第2回高官級貿易協議で、米国が対中技術輸出規制を緩和する代わりに、中国は対米レアアース輸出を拡大することで合意した。

しかし、中国当局が通関検査などを通じて依然としてレアアースの輸出を管理しているとの海外メディアの報道もあり、供給不安は払拭されていない。

スコット・ベッセント米財務長官は同日、フォックス・ニュースのインタビューで、レアアースの供給がまだ4月初旬の水準に戻っていないと指摘し、中国側にさらなる輸出規制の緩和を求めた。

また、「より早いペースでの供給を望んでいる」と述べ、「レアアース磁石の供給は再開されているが、4月4日以前の水準には達していない。中国が合意内容を履行すると信じている」と語った。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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