
70億円超えの規模で超豪華な結婚式を挙げたアマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏が、保有株式1,000億円以上を売却し、再び注目を集めている。
米経済専門メディア「シー・エヌ・ビー・シー」は1日(現地時間)、公開された証券届出書を引用し、ベゾス氏がアマゾン株330万株以上を、約7億3,670万ドル(約1,057億2,386万4,512円)で売却したと報じた。これはベゾス氏が今年3月に事前に策定した株式売却計画に基づくものとされる。
この計画によると、ベゾス氏は2026年5月29日までにアマゾン株最大2,500万株を段階的に処分する方針だ。
ベゾス氏は2021年にアマゾンの最高経営責任者(CEO)を退任後、取締役会会長を務めており、個人株主としてはアマゾン最大の株主であり続けている。
ベゾス氏は過去数年間、継続的にアマゾン株を売却してきた。昨年2月にも同様の売却計画を策定し、今年1月末までに最大5,000万株を売却する予定だった。
ベゾス氏は以前、自身が設立した宇宙航空企業「ブルー・オリジン」への資金提供のため、毎年約10億ドル(約1,435億4,936万円)規模のアマゾン株を売却すると発表している。
モンテッソーリ教育を導入した幼稚園ネットワークを複数の州に設立する非営利団体「デイ1・アカデミーズ」にも株式を寄付している。
今回の株式売却は、ベゾス氏が先週イタリア・ベネチアでローレン・サンチェス氏と結婚式を挙げた直後に行われ、注目を集めている。
3日間にわたって行われた豪華な結婚式には多くの著名人が出席し、一部のベネチア市民から反発を招いた。結婚式の費用は約5,000万ドル(約71億7,778万円)と推定される。
ブルームバーグの億万長者指数によると、ベゾスの純資産は約2,400億ドル(約34兆4,533億2,545万円)で、世界の富豪ランキング3位に位置している。1位はテスラCEOであるイーロン・マスク氏(3,630億ドル、約52兆997億2,440万円)、2位はメタCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏(2,600億ドル、約37兆3,166億700万円)が占めている。
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