ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏が、これまで強く支持してきたビットコインへの確信を一部撤回する発言を行った。

1日、キヨサキ氏は自身のSNS「X(旧Twitter)」に「私が間違っていたかもしれない。バカだったかもしれない」と投稿。ビットコイン支持において長年揺るがなかった彼が、初めて態度を留保する形となった。
続けて「人生で何度も愚かな決断をしてきた。多くの損失を経験し、そこから学んできた」と語り、自らの投資哲学をあらためて示した。
キヨサキ氏は、金・銀・ビットコインのような実物資産や代替資産を信頼する立場を取ってきた人物。2020年のパンデミック以降、FRB(米連邦準備制度)が前例のない金融緩和を行う中で初めてビットコインを購入したとされる。
当初は懐疑的だったものの、時間が経つにつれて「資産インフレへのヘッジ手段」としての可能性に注目するようになったという。
彼は過去に、2025年までにビットコインが25万ドル(約3,591万円)まで上昇すると予測していたが、今回の発言ではさらに強気な「100万ドル(約1億4,363万円)への上昇の可能性もある」との見解を維持。ただし、その実現性については「確信は持てない」と本音をのぞかせた。
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