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「習近平失脚説」急浮上!BRICS拡大後初の重要会議を欠席、中国政権内部の混乱を徹底解説

竹内智子 アクセス  

2009年の発足以降、中国国家主席として初の欠席

習近平中国国家主席が、ブラジル・リオデジャネイロで6日から7日に開催されるBRICS(ブリックス)首脳会議への出席を初めて見送ったことが明らかになり、世界的な関心を集めている。

BRICSは米国主導の世界秩序に対抗する新興経済圏の連合体として、2009年の発足以来、中国が主導的な役割を担ってきた。習主席自身も2013年の就任以来、コロナ禍の期間(2020~2022年)にはオンラインで参加するなど、毎年必ず首脳会議に姿を現してきた。

だが今回、創設以来初めてトップの習氏が欠席するという異例の事態となり、国際社会では様々な憶測が飛び交っている。特に一部の海外メディアや反体制派は「習近平失脚説」を唱え、中国共産党の内部に重大な変化が起きている可能性を指摘した。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

中国外交部の毛寧報道官は2日、「李強国務院総理がブラジルを訪問し、BRICS首脳会議に出席する」と発表。中国国内のメディアも、「習主席はこの1年間でブラジル大統領と2回も会談したため、今回は見送ったのではないか」と説明している。

しかし、それでも疑惑が消えない理由は、今回の会議がBRICS加盟国を計20カ国にまで拡大して初めて開かれる歴史的な節目であり、中国の最高指導者が欠席するというのは極めて異例だからだ。

BRICSはこれまで、中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの5カ国を軸にしてきたが、昨年からイランやエジプト、UAE、エチオピア、インドネシアなど新規5カ国を正式メンバーとして受け入れ、さらに10カ国をパートナー国として加えたばかりだった。

習主席が今回、こうした重要な舞台をあえて欠席する背景としては、中国国内の政治的事情が絡んでいる可能性も指摘されている。特に、来月にも開催されると予想される中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)を控え、習氏が権力再編に注力しているとの見方だ。

また、トランプ政権の元国家安全保障問題担当補佐官マイケル・フリン氏や元駐バミューダ米大使グレゴリー・スレイトン氏など、米国側の一部識者は、「中国内部で権力移行が起きている」「習主席は健康上の理由で退任する可能性がある」との見解を示し、台湾メディアなども習氏側近の軍幹部が粛清されたとの報道を伝えている。

一方で、失脚説を否定する見方もある。オーストラリアのシンクタンク『ローウィー研究所』の報告書は「習主席は依然として経済・軍事・外交を完全に掌握しており、地位は揺らいでいない」と結論付けている。実際に習主席は今年に入ってすでに3度の外遊をこなし、最近の共産党内の重要会議も自ら主宰している。

また7日には、北京で「抗日戦争勃発88周年」の大型記念行事が開催される予定で、習主席が自国内の結束を強化する狙いでこの行事を優先した可能性も指摘されている。

さらに習主席の欠席は外交的な戦略であるとの解釈もある。ロシアのプーチン大統領は、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が発行されているため会議を欠席したが、もし習主席が出席すれば、中国がICCの判断を黙認しロシアと距離を取るという誤解を生む恐れもある。また、新規加盟したイランとの外交関係上、イスラエルとの対立に巻き込まれないために避けた可能性もあるという。

BRICS(ブリックス)

ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ共和国(South Africa)の英語名の頭文字を取って名付けられた新興経済国の協議体。米国や西側諸国主導の国際秩序に対する「代替体制」を掲げ、2009年にBRICとして発足。2010年に南アフリカが加わりBRICSとなった。2024年にはイラン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、エチオピア、インドネシアが正式加盟し、計10カ国となった。

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