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2025年07月09日水曜日
ホームニュース「僕、生きてます!」習近平、失脚説を一蹴し存在感アピール!中国共産党104周年で「党内規律徹底」と「反腐敗」強調

「僕、生きてます!」習近平、失脚説を一蹴し存在感アピール!中国共産党104周年で「党内規律徹底」と「反腐敗」強調

公開イベントに相次いで登場

反腐敗を強調し、党内引き締め

引用:新華社
引用:CCTV

中国の習近平国家主席が、中国共産党の創立104周年を迎え、党内規律の強化と反腐敗の徹底を改めて訴え、引き締めに乗り出した。ここ最近、海外の反中メディアを中心に「習近平失脚説」が流れる中、習主席はその噂を一蹴するかのように、自信の健在ぶりをアピールしたとみられる。

1日、中国の国営新華社通信によると、習主席は前日、中国共産党中央政治局による集団学習の場に出席し、全党員に向けて七一建党日(中国共産党設立記念日)の挨拶を行い、「自己革命こそが、党が栄枯盛衰の歴史的サイクルから脱却するための第二の答え(第一の解答は人民による政府監督)だ」と述べた。

さらに習主席は、「中国式現代化という重大な使命を担う党の執政環境は非常に複雑だ」としたうえで、「自己革命という綱をさらに強く締め直さなければならない」と強調した。そして「どの任務を担おうとも、自己革命の責任を負わなければならない」とし、「そのためには、意識を高め、党性を強化し、権力行使を規範化する必要がある」と指摘した。

また習主席は、「四風(形式主義・官僚主義・享楽主義・贅沢・浪費の風潮)」の是正を強調した。人材の登用にあたっては、党性の評価を重視し、忠誠心と清廉さを重点的に見るべきだと述べたうえで、「特に指導幹部は、自己革命において模範を示さなければならない」と訴えた。

この日の集団学習の様子は、国営・中国中央テレビ(CCTV)を通じて報じられた。約6分間の映像の中で、習主席が規律強化を呼びかける一方、最近、習主席と対立が取り沙汰されているジャン・ヨウシア中央軍事委員会副主席を含む出席者たちが、神妙な面持ちで習主席の発言を聞き、メモを取る姿が公開された。

習主席は5月から、高級官僚らによる飲酒や私的な集まりを制限した後、集団学習で党幹部の規律確立を強調したことで、習主席の存在感の強さを改めて示したとの見方が出ている。前日には、習主席が主宰した政治局会議で「党中央意思決定協調機構工作条例」も審議されたという。

一方で、海外の反中系オンラインメディアは今年初めから、軍内部での側近の失脚、公開活動の減少、国営メディアの論調変化、健康不安説などを根拠に、習主席の失脚説をたびたび取り上げてきた。

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