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2025年07月04日金曜日
ホームニュース「ここは刑務所か?」ワニと有刺鉄線に囲まれた仮設移民施設に批判噴出、トランプ氏の発言も物議

「ここは刑務所か?」ワニと有刺鉄線に囲まれた仮設移民施設に批判噴出、トランプ氏の発言も物議

引用:X(@JonCovering、@Langmanvince)
引用:X(@JonCovering、@Langmanvince)

米フロリダ州の湿地地帯エバーグレーズに、最大5,000人を収容可能な仮設移民施設が新たに建設された。施設の愛称は「アリゲーター・アルカトラズ(Alligator Alcatraz)」で、その名の通りワニやヘビが生息する過酷な自然環境の真ん中に設置された。施設内部には2段ベッドが数百台並べられており、全体は8.5kmにも及ぶ有刺鉄線と200台を超える監視カメラによって囲まれている。また、警備体制として約400人の警備員と100人の州兵が常駐しているという。

フロリダ州のロン・デサンティス知事は、この巨大施設がわずか8日間で完成したと明かし、年間運営費が約650億円に上ると説明した。今月1日にはドナルド・トランプ大統領が現地を訪れ、「バイデンは私をここに閉じ込めようとした」と冗談を飛ばし、「ここから脱出するにはワニを避けてジグザグに走るしかない」と語ったことが物議を醸している。

米政府は施設の冷房が24時間稼働しており、厳重なセキュリティ体制が整備されていると強調しているが、SNS上では「まるで刑務所のようだ」や「エアコンなんてどこにも見えない」といった批判の声が相次いでいる。一方、環境保護団体は、貴重な生態系を有するエバーグレーズの自然環境が損なわれる恐れがあるとして、すでに法的手段に訴えている。

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