
パレスチナ・ガザ地区の停戦合意をめぐり、イスラエルがイスラム組織ハマスによる修正要求を「受け入れられない」と一蹴したことで、停戦の見通しに再び暗雲が立ち込めている。イスラエル側は交渉自体は継続する意向を示している。
5日(現地時間)、タイムズ・オブ・イスラエルなど複数メディアが報じたところによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は前日、武装組織ハマスが米国・エジプト・カタールの3カ国が提示した停戦案に対し複数の修正を求めたことについて、「容認できない」と明言した。
米国・エジプト・カタールが提示した60日間の停戦案では、ハマスが人質10人と遺体18体を返還する見返りとして、イスラエルはパレスチナ人収監者を釈放することになっている。
当初、ハマスとイスラエル双方がこの停戦案に対して前向きな反応を示していたが、ハマス側は後になって以下の3点を追加で要求したとされる。
・停戦合意が成立するまで、恒久的な停戦を目指した交渉を継続すること
・国連およびその他の国際人道支援団体が主導する支援活動を全面的に再開すること
・イスラエル軍(IDF)が3月の停戦破綻以前の位置に撤退すること
イスラエルはハマスの3つの要求のうち、どの項目が「受け入れ不可能」と判断されたのかについては明らかにしていない。
一方、停戦協議が続くなかでもガザ地区での戦闘は続いている。現地の医療関係者などによると、同日にはガザ南部でイスラエル軍による空爆があり、20人以上が死亡したという。また、ハマスもイスラエル南部のキスフィム地域などに向けてロケットを発射したが、イスラエル空軍がすべて迎撃したと報じられている。
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