暗号資産ビットコイン（BTC）の価格が12万3,000ドル（約1,832万円）を突破し、史上最高値を更新した後、短期的な調整局面に入った。
ニュースBTCなどによると、ビットコインは最近11万6,500ドル（約1,736万円）の抵抗線を上抜けた後、上昇ペースを加速させた。その後、11万8,000ドル（約1,758万円）と12万ドル（約1,788万円）の抵抗帯を連続して突破し、強い上昇トレンドを示して12万3,000ドル（約1,832万円）で新たな高値を記録したという。
しかしその後、価格は一部の利益確定売りにより反落し、15日午後4時（日本時間）現在、11万7,000ドル（約1,743万円）前後で推移している。
チャート分析では、BTC/USDペアの1時間足チャートにおいて、11万9,800ドル（約1,785万円）の支持線から形成された上昇トレンドラインが下方に破られた。現在の価格は100時間単純移動平均線付近で推移しており、これは短期的な技術的調整局面に入ったことを示唆している。
短期的な抵抗線は11万9,550ドル（約1,781万円）付近にあり、最初の主要抵抗線は12万500ドル（約1,795万円）とされている。これを突破すれば、12万2,000ドル（約1,819万円）の抵抗線まで上昇する可能性がある。この水準を終値ベースで突破すれば、ビットコインは再び上昇トレンドを継続し、12万3,200ドル（約1,837万円）、さらには12万5,000ドル（約1,863万円）をテストする可能性がある。最終的には13万ドル（約1,938万円）に迫るとの見方もある。
一方、12万500ドルの抵抗線を超えられない場合、価格は再び下落する可能性がある。主要支持線は11万5,800ドル（約1,726万円）で、この水準は最近の安値10万8,636ドル（約1,619万円）から高値12万3,140ドル（約1,835万円）までの上昇幅におけるフィボナッチ・リトレースメント50％水準と一致する。
この支持線が崩れれば、さらなる下落が続く可能性があり、短期的な支持ゾーンは11万4,000ドル（約1,699万円）、その後11万2,500ドル（約1,677万円）となる。重要な支持線は11万500ドル（約1,647万円）で、この水準を下回ると下落トレンドが継続する可能性がある。
テクニカル指標を見ると、1時間足のMACDは上昇モメンタムが鈍化し、RSIも50を下回っている。これは短期的に買い圧力が弱まっていることを示唆している。
今回の価格調整は、急激な上昇後の自然な息継ぎである可能性があるが、12万500ドルの突破の有無が今後の方向性を決定する重要な変数となるだろう。
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