
Appleが2026年下半期に初のフォルダブル(折りたたみ式)iPhoneを発売し、フォルダブルスマートフォン市場に本格参入する見通しだ。
16日、グローバルICT業界の関係者によると、AppleはフォルダブルiPhoneの初年度販売目標を1,000万台に設定しており、2027年には2,200万台まで販売を拡大する方針だと伝えられている。
Appleの参入は、成長鈍化が指摘されるフォルダブルフォン市場に新たな活力をもたらすと期待されている。
市場調査会社DSCCは、AppleがフォルダブルiPhoneを発売する2026年には、フォルダブルフォン市場全体が30%以上成長すると予測している。
一部では、AppleがフォルダブルiPhoneのディスプレイ供給元としてサムスンディスプレイを採用する可能性が高いとの見方も出ている。
サムスンディスプレイはフォルダブルディスプレイ分野で技術的優位性を持ち、特に画面の折り目を最小限に抑える技術に強みがあるとされている。
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は「サムスンディスプレイは2026年のフォルダブルiPhoneに供給するため、年間700万~800万枚のパネル生産体制を整える計画だ」と分析している。
なお、サムスン電子は今年末に画面を2回折る「トライフォールド」スマートフォンを発売する予定であり、フォルダブルフォン市場における次の進化を予告している。
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