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パウエルFRB議長の解任を阻止… 財務長官の「市場崩壊もあり得る」発言にトランプもブレーキ

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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ドナルド・トランプ大統領が、自身の利下げ期待に応えない連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の解任を検討した際、スティーブン・ムニューシン財務長官が逆効果などを挙げて思いとどまらせたと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日(現地時間)に報じた。

WSJによると、ムニューシン長官は最近トランプ大統領に「なぜパウエル議長を解任すべきでないか」について言及し、市場と経済への悪影響を指摘したという。

特に先月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を機に、FRB理事らが年内2回の利下げを示唆し、市場がトランプ大統領の経済政策に好反応を示す中、経済が好調な状況下でFRB議長を解任する必要はないとムニューシン長官は主張した。

また、トランプ大統領がパウエル議長を解任した場合、パウエル議長が解任の効力停止と取り消しを求める訴訟を起こす可能性があると指摘した。仮に解任効力が仮処分で停止され、本訴訟が来年5月のパウエル議長の任期満了までに結審しなければ、解任の実益がなくなる可能性があるとの論理を展開した。

さらに、パウエル議長解任後の後任承認手続きが上院で難航する可能性も指摘したという。その場合、バイデン前大統領が任命した、パウエル議長の側近であるフィリップ・ジェファーソンFRB副議長が当面議長代行を務める可能性がある。

トランプ大統領は最近、共和党議員にパウエル議長解任計画を示唆したとされるが、16日の記者団質問に「計画はない」と答えた。WSJの報道によれば、ムニューシン長官のトランプ大統領説得が功を奏した可能性がある。

ただし、トランプ大統領は総額25億ドル(約3,712億2,832万円)に上るFRB本社の改修費用に「過剰支出」と指摘し、パウエル議長の責任の有無を精査すると表明しており、パウエル議長の任期中の解任可能性が完全に消えたわけではない。

トランプ大統領は16日、オンラインニュースサイト「リアル・アメリカズ・ボイス」とのインタビューで「パウエル議長が任期満了前に辞任すると思うか」との質問に「彼が辞任したいなら大歓迎だ。それは彼次第だ」と答えた。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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