メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【少子化×学生減少】日本私立大学の7割が経営危機目前!専攻新設は“破綻への近道”に…文科省が“生き残り戦略”に規制強化へ

織田昌大 アクセス  

若者の減少に悩む日本では、大学の経営問題は放置できない大きな課題だ。大学側からすれば、学生のニーズに沿って安易に学科を増設すれば一時的に経営が改善するかもしれないが、長期的には若者のキャリアや地域社会の発展に悪影響を及ぼす可能性が高い。

日本が本腰を入れ始めた。28日の産経新聞によると、文部科学省は最近開催された「少子化における私立大学の在り方を議論する会議」で、地域経済を支える人材育成に取り組む大学に対して私学助成金を増額する一方で、経営難が懸念される大学に対しては学部新設の審査基準を厳格化することを決定した。今年、文部科学省が直接指導する経営危機の学校法人は42校だが、これを100校に拡大する案も検討されている。

少子化により全国の学生数が減少する中、安易に新たな専攻を設置して経営難に陥り、突如として廃校に追い込まれる混乱を防ぐことが狙いだ。文部科学省は、早ければ2029年に全学生数を収容定員で割った「定員充足率」の下限を現行の50%から70%に引き上げる方針だ。現在、定員充足率が50%未満の学部や専攻が一つでも存在する大学は、新たな専攻を設置できないが、この基準を70%に引き上げるという。

昨年、日本私立学校振興・共済事業団が全国の私立大学598校を調査した結果、定員充足率が50%未満の大学は43校(全体の7%)、70%未満の大学は113校(19%)であった。これにより、私立大学10校中2校以上が専攻新設の厳格化対象となる見込みだ。

さらに文部科学省は、経常収支が3年以上赤字の場合や、外部負債が総資産を上回る場合にも学部新設を認めない方針だとしている。

日本では少子化の影響で18歳人口が減少の一途をたどっている。今年1月時点で109万人であったが、15年後の2040年には74万人まで減少すると予測されている。一方、私立大学の入学定員は少子化に逆行するかのように増加を続け、2023年時点で全国50万人に達し、20年前より約8万人増加している。学部などの専攻新設は年間約20件あるという。

日本経済新聞などのメディアは「大学側からすれば、新たな専攻を設置することで短期的に学生数を増やす効果がある」としながらも、「しかし、最近5年間に新設された専攻の30%が定員充足率70%を下回っている。計画通りに学生を確保できず、経営が悪化する大学が増えている」と指摘している。

TBSもこれについて「私立大学は新学部の設置で大学の魅力を高め、生き残りを図ろうとしているが、安易な専攻新設は大学規模の適正化を阻むだけだ」と厳しく批判している。

実際、昨年入学者数が定員に達しなかった私立大学は全国で59%にあたる354校であり、1989年の調査開始以来最多となった。また、全国の学校法人571校のうち136校が債務超過などにより経営難に陥っていることが、最近の私学事業団の調査で明らかになった。正常な経営を維持している法人は、辛うじて過半数を上回る程度に留まった。

文部科学省は、全国の大学進学者数が2026年に63万人でピークを迎え、その後減少に転じると予測している。2050年には2021年比で30%減の41万人になり、その減少ペースは加速すると見込まれている。

これを受けて文部科学省は、専攻新設のハードルを引き上げるだけでなく、私立大学の学部統廃合を促進する方策も検討中である。現在、定員充足率の低い学部が存在する場合は新たな専攻の設置が認められないが、今後はその学部を廃止する計画があれば新設が許可される案が議論されている。つまり、定員充足率が70%を下回る学部があっても、もし廃止の計画があれば他の専攻の新設が認められるということだ。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米軍は関税で出来ている」トランプ氏、関税違法判決に激怒し‟国家崩壊理論”を展開…民主党員の勇気ある一票には異例の絶賛
  • 「中国こそ世界秩序を変える力」ハメネイ師、中国語でSNS発信…‟鉄壁の結束”を誇示
  • 金正恩、訪中前に「宝の安否」を確認か!新軍需工場でミサイル量産力を誇示、安保強化の成果に“満面の笑み”
  • 「30億人の怒りがトランプを射抜く」習近平×モディ、SCO会談で異例の接近…‟反米グローバルサウス”結束を誇示
  • 「ロシア、それは妄想だ!」ウクライナ激怒…‟主要都市は一つも制圧できず”と戦果発表を徹底粉砕
  • 「中国軍よ、ウクライナへ出動せよ!」トランプ氏、戦後派遣案で大波紋…ホワイトハウスは即座に全面否定

こんな記事も読まれています

  • 【特集】595kg・2.8秒の軽量スポーツ!A110 R 70からBACモノまで、狂気のピュア5台に迫る
  • 【危機】日産ついに世界10位圏外へ!16年ぶり最低販売台数161万台、BYDと吉利に抜かれ国内も過去最悪水準
  • 【25周年】VWゴルフRにRS3の5気筒ターボ移植!394馬力超・0-100km/h3秒台の歴代最速ハッチへ
  • 【最終章】日産GT-R R35 18年間の熱狂に幕!爆音V6ツインターボが刻んだ「伝説と進化」
  • 「ここはプールじゃねぇ!」トレビの泉に‟また無断ダイブ”…止まらぬ愚行にローマ当局が激怒、規制一層強化へ
  • 「米軍は関税で出来ている」トランプ氏、関税違法判決に激怒し‟国家崩壊理論”を展開…民主党員の勇気ある一票には異例の絶賛
  • 「中国こそ世界秩序を変える力」ハメネイ師、中国語でSNS発信…‟鉄壁の結束”を誇示
  • 金正恩、訪中前に「宝の安否」を確認か!新軍需工場でミサイル量産力を誇示、安保強化の成果に“満面の笑み”

こんな記事も読まれています

  • 【特集】595kg・2.8秒の軽量スポーツ!A110 R 70からBACモノまで、狂気のピュア5台に迫る
  • 【危機】日産ついに世界10位圏外へ!16年ぶり最低販売台数161万台、BYDと吉利に抜かれ国内も過去最悪水準
  • 【25周年】VWゴルフRにRS3の5気筒ターボ移植!394馬力超・0-100km/h3秒台の歴代最速ハッチへ
  • 【最終章】日産GT-R R35 18年間の熱狂に幕!爆音V6ツインターボが刻んだ「伝説と進化」
  • 「ここはプールじゃねぇ!」トレビの泉に‟また無断ダイブ”…止まらぬ愚行にローマ当局が激怒、規制一層強化へ
  • 「米軍は関税で出来ている」トランプ氏、関税違法判決に激怒し‟国家崩壊理論”を展開…民主党員の勇気ある一票には異例の絶賛
  • 「中国こそ世界秩序を変える力」ハメネイ師、中国語でSNS発信…‟鉄壁の結束”を誇示
  • 金正恩、訪中前に「宝の安否」を確認か!新軍需工場でミサイル量産力を誇示、安保強化の成果に“満面の笑み”

おすすめニュース

  • 1
    『私はSOLO』16期オクスン、“婚前妊娠の喜び”からわずか1ヶ月で悲劇…“天国へ旅立った命”をSNSで告白しファン号泣!

    エンタメ 

  • 2
    【特集】595kg・2.8秒の軽量スポーツ!A110 R 70からBACモノまで、狂気のピュア5台に迫る

    フォトニュース 

  • 3
    【危機】日産ついに世界10位圏外へ!16年ぶり最低販売台数161万台、BYDと吉利に抜かれ国内も過去最悪水準

    フォトニュース 

  • 4
    【25周年】VWゴルフRにRS3の5気筒ターボ移植!394馬力超・0-100km/h3秒台の歴代最速ハッチへ

    モビリティー 

  • 5
    【最終章】日産GT-R R35 18年間の熱狂に幕!爆音V6ツインターボが刻んだ「伝説と進化」

    モビリティー 

話題

  • 1
    雲のような白い毛の山を吹き飛ばすと子犬、かわいすぎる光景にSNS大興奮

    フォトニュース 

  • 2
    彼氏の口に入れた拳が抜けず…SNS動画撮影中のカップルが救急外来行き

    おもしろ 

  • 3
    【健康習慣】昼食後に襲ってくる眠気、脳科学が示す午後も集中力を保つためのシンプルな5つのステップ

    ライフスタイル 

  • 4
    【細菌の楽園】台所スポンジから最大540億個の細菌、便と同程度のレベルと研究報告

    ライフスタイル 

  • 5
    「待って…この重さ何?」足の上で寝ていた猫が太った猫に押しつぶされ、驚きの顔が大きな話題に

    フォトニュース