メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

北朝鮮、大量のハッカーを中国経由で欧州のIT企業に偽装就職か “三重身分”でリモート勤務を試み、収入の85%は国家へ

有馬侑之介 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

北朝鮮のハッカーたちが中国に派遣された後、「偽の身元」を用いて米国や欧州のIT企業に就職し、外貨を稼いでいたことが明らかになった。

今月2日、英『BBC』は、仮名「ジンス」と名乗る元北朝鮮のハッカーの証言を報じた。ジンス氏は脱北する前の数年間、米国および欧州の複数のIT企業に偽装就職し、外貨を北朝鮮に送金していたという。

こうした偽装就職活動の主な拠点は北朝鮮ではなく、中国だった。BBCによれば、インターネット利用に厳しい制限がある北朝鮮よりも、中国やロシア、アフリカなど海外に派遣されるケースが多いという。

活動は通常、10人前後の小規模チームで行われ、複雑な偽装手口が使われていた。

ジンス氏はまず、中国人を装ってハンガリーやトルコなど東欧諸国の人物に「報酬を支払う代わりに個人情報を提供してほしい」と持ちかけ、偽の身元を入手。その後、その身元を利用して英国など西欧の人々に接触し、さらに別の偽装身分を手に入れていった。

こうして得た複数の身元情報を用いて、米欧のIT企業数百社にリモート勤務の応募を行い、実際に複数の企業で採用された。

ジンス氏は複数の企業で同時に働くことで、月に少なくとも5,000ドル(約74万円)の収入を得ていた。ただし、そのうちの85%は北朝鮮当局に上納し、自身の手元に残るのは15%に過ぎなかった。

「仲間の中には、自分より多くの金額を稼いでいた者もいた」とジンス氏は語り、「取り分の割合が不当だと分かっていても、それが運命だと受け入れるしかなかった」と淡々と振り返った。

米連邦捜査局(FBI)は今年6月、リモートワークを通じて米企業の仮想通貨を盗み取った容疑などで、北朝鮮国籍の4人を指名手配した。

彼らは2020年から2021年にかけて、ジョージア州アトランタなどに拠点を置くブロックチェーン関連の研究開発企業に偽の身元でリモート就職。雇用主の信頼を徐々に得ながら、仮想通貨資産にアクセスできる業務を任されるようになった。

最終的にはソースコードを改変する手口で、91万5,000ドル(約1億3,500万円)相当の仮想通貨を不正に取得したとされている。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「新冷戦の臨界点」トランプ“核実験再開”に続き、米軍幹部候補が“全面的核近代化”を表明
  • 【中東再燃】イスラエル軍がレバノン市庁舎を急襲…職員射殺、休戦からわずか1年
  • トランプ氏「核実験再開」発言に、日本「核なき世界を目指す」と応酬
  • 「一時的な雪解け」米中、懲罰関税を緩和へ…だが“覇権争いの火”は消えていない
  • 【暗黒の冬】650機のドローンがウクライナを襲う…ロシアの“光を奪う戦争”が始まった
  • 「神の試練か狂気か」顔に包丁、舌に斧…プーケット“菜食祭り”が世界を震撼させた

こんな記事も読まれています

  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”
  • トヨタ新型「カムリGT-Sコンセプト」登場…合理を超えた感性の“スポーツセダン”
  • 名前だけで40種類!?「ADASの呼び名」がメーカーごとにバラバラな“本当の理由”
  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • 【中東再燃】イスラエル軍がレバノン市庁舎を急襲…職員射殺、休戦からわずか1年
  • トランプ氏「核実験再開」発言に、日本「核なき世界を目指す」と応酬
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”

こんな記事も読まれています

  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”
  • トヨタ新型「カムリGT-Sコンセプト」登場…合理を超えた感性の“スポーツセダン”
  • 名前だけで40種類!?「ADASの呼び名」がメーカーごとにバラバラな“本当の理由”
  • ボルボ、初の電動旗艦「ES90」発表 NVIDIA搭載で新時代へ
  • 【中東再燃】イスラエル軍がレバノン市庁舎を急襲…職員射殺、休戦からわずか1年
  • トランプ氏「核実験再開」発言に、日本「核なき世界を目指す」と応酬
  • ブルーノ・マーズ、華麗な舞台裏に響くエンジンの旋律 感性で満たされた“走るミュージアム”

おすすめニュース

  • 1
    「痩せたいなら命を懸けろ!」中国ジムの“50キロ減でポルシェ進呈”チャレンジがネットで大炎上

    トレンド 

  • 2
    「正気か」恋人の娘を殺害後に笑った20代保育士…法廷での態度に怒りの声

    トレンド 

  • 3
    【衝撃】「母乳に潜む毒」…マイクロプラスチックが免疫を崩壊させる!

    トレンド 

  • 4
    「命を落とすAI? 」ChatGPTの医学助言で中毒死…専門家“25%は虚偽情報”と警告

    トレンド 

  • 5
    【奇跡のVポーズ】 ハムスター“もち”が完璧なカメラ目線…SNSで「天才的に可愛い」と称賛

    おもしろ 

話題

  • 1
    “電動キックボードに家族4人”写真が物議…「命知らず」「正気とは思えない」と批判殺到

    トレンド 

  • 2
    【117歳の秘密】 世界最高齢女性の体内で見つかった“若返り遺伝子”…科学が解明した長寿の秘訣とは

    ライフスタイル 

  • 3
    一枚の写真が映した“二つの世界”…幸せに微笑む犬と、檻の中で光を失った犬

    フォトニュース 

  • 4
    【革命】「走る家電の時代か?」…シャープがEV市場に殴り込み!動くリビング「LDK+」第2章

    モビリティー 

  • 5
    「海の真ん中”に立つ宿?」ヘリでしか行けない極限体験、9万円でも泊まりたい人続出

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]