
米国のドナルド・トランプ大統領が、早ければ来週にもウクライナ紛争の当事者全員と会談する計画だと、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が6日(現地時間)、情報筋の話として報じた。トランプ大統領はまずロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、その直後にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も加えた3者会談を開くという。
この報道は、トランプ大統領が同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ロシアとの関係改善の兆しを示唆した直後に出た。トランプ大統領は、自ら派遣したスティーブ・ウィトコフ中東特使がプーチン大統領と「非常に生産的な」対話を行ったと述べ、ウクライナ紛争の停戦に期待感を示した。
ロシア産石油を輸入する国々に対し、米国が8日から100%の追加関税を課す二次制裁が延期されるとの観測から、国際原油価格が下落し、8週間ぶりの安値を記録した。
報道によると、トランプ大統領はこの日、一部の欧州首脳にウィトコフ特使の成果を説明する中で、早ければ来週にも3者会談を計画していると語ったという。情報筋は、当事者である自分たちが含まれない3者会談に欧州首脳が同意したようだと述べた。プーチン大統領とゼレンスキー大統領がこの構想に同意したかどうかは不明だ。
ただし、3者会談の実現にはさらに時間がかかるとの見方も出ている。CNNは、ホワイトハウス関係者の話として、事前調整や実務的な準備などを考慮すると、トランプ大統領が来週すぐにプーチン大統領と会談するのは難しいだろうと予想した。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は声明で具体的な計画には言及しなかったものの、3者会談の可能性を示唆した。レビット報道官は、ロシア側がトランプ大統領との会談を希望し、トランプ大統領もプーチン大統領、ゼレンスキー大統領の両者と会談する用意があると明らかにした。特に、トランプ大統領がウクライナ紛争の終結を強く望んでいることを強調した。
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