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「レーニン勲章の矛先」CIA副局長の息子がロシア軍で戦死、“勲章”が仕掛けるロシアの心理戦

竹内智子 アクセス  

「東欧旅行に行く」と言って出発した

両親は参戦の事実を知らなかった

引用:Facebook
引用:Facebook

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナ戦争で戦死した米中央情報局(CIA)副局長の息子に、ロシアの最高勲章の一つであるレーニン勲章を授与したことが明らかになった。亡くなった者の身分を考慮すると、異例かつ計算された行動とみられる。

8日(現地時間)、CBS放送は複数の情報筋を引用し、プーチン大統領が6日、ロシア・ウクライナ間の休戦仲介のためロシアを訪れたスティーブ・ウィトコフ中東担当特使にレーニン勲章を手渡し、CIAデジタルイノベーション副局長ジュリアン・ガリーナ氏に伝えるよう依頼したと報じた。

戦死者は「敵国情報機関幹部の息子」

勲章の受章者は、ガリーナ副局長の息子であるマイケル・アレクサンダー・グロス氏(21)だ。彼は2023年9月にロシア軍に志願入隊し、ネパール人傭兵らと共にウクライナ東部の最前線に配属された。昨年4月、戦闘中の過度な出血により命を落とした。

ガリーナ氏は昨年2月にCIAデジタルイノベーション副局長に任命された。マイケル氏の父ラリー・グロス氏はイラク戦争の退役軍人で、現在は民間部門でサイバーセキュリティ分野に従事している。

マイケル氏は大学時代、性平等と環境保護運動に積極的に取り組む左派的な活動家であった。左翼環境団体「レインボーファミリー」にも所属していた彼がロシア軍に身を投じた背景には、イスラエル支援を続ける米国の外交姿勢への反発や、強い親パレスチナ感情があったとみられている。

引用:TheNewYorkTimes
引用:TheNewYorkTimes

マイケル氏の両親は、息子が東欧を旅行すると聞いていただけで、ウクライナ戦争に参戦した事実は彼の死後になって初めて知った。家族は訃報に際し、「マイケルが東欧を旅行中に命を落とした」とだけ説明した。

調査によれば、マイケル氏は2023年に大地震の被害を受けたトルコ・ハタイ地域で救援活動に従事し、その後ロシアへ向かったという。遺族は、彼が生涯にわたって精神疾患を患っていたと明かし、CIAは彼の死を国家安全保障問題とは無関係な家族の個人的事情であると線引きした。

レーニン勲章は、公職での功績を称える賞であり、イギリスとソ連で二重スパイとして活動したキム・フィルビー氏にも授与された、ロシアの高位勲章である。

CBSは、心理戦を好むプーチン大統領の性格を考慮すると、今回の措置にはCIA高官の息子がロシア軍として戦った事実を強調する意図がある可能性が高いと分析した。勲章が実際にどのように伝達されたかは確認されていない。

特に、この動きはドナルド・トランプ大統領がロシアに対する不満を公然と表明し、第2次関税で圧力をかける中で行われた点が注目に値する。プーチン大統領は今月15日に、アメリカ・アラスカでトランプ大統領と首脳会談を行う予定だ。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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