ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は18日(現地時間)、ロシアのウクライナ本土への攻撃について「ロシアの戦争機械はあらゆるものを犠牲にし、生命の破壊を続けている」と非難した。
AFPとロイター通信によると、この日の未明、ウクライナ北東部ハルキウ市の5階建てアパートがロシアのドローン(無人機)攻撃を受け、少なくとも7人が死亡し、数十人が負傷したという。死亡者には生後1年半の女児が含まれており、負傷者にも複数の子どもが含まれていた。

ウクライナ空軍はまた、夜間にロシアがウクライナ全土にドローン140機とミサイル4発を発射し、6つの地域の25か所を攻撃、ドローン88機を撃墜したと発表した。これに対しゼレンスキー大統領は自身のSNSを通じて、ロシアの攻撃について「見せびらかしの、自己利益のためだけの空爆だ」とし、「彼ら(ロシア)は今日ワシントンで終戦のための会議が開かれることを知っている」と指摘した。
ゼレンスキー大統領は続けて「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナと欧州を圧迫し、外交的努力を挫くための見せびらかしの殺戮を続けるだろう」と批判した。そして「我々が殺戮を終わらせるための支援が必要な理由であり、信頼できる安全保障が必要な理由であり、ロシアがこの戦争を行うことで利益を得てはならない理由だ」と強調した。
米国のドナルド・トランプ大統領とゼレンスキー大統領が明日開催される首脳会談で、現在の戦争状況に関する合意に達するかどうかに注目が集まっている。海外メディアによると、トランプ大統領はウクライナがドンバス地域をロシアに譲渡する見返りに、米国がウクライナの安全を保証する内容に言及する可能性があるという。
ただし、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟の可能性については認めない見通しだ。トランプ大統領は会談でゼレンスキー大統領に安全保障を直接約束し、ウクライナにNATO加盟に準ずる安全保障を提供する可能性もある。
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