32.7 C
Tokyo
2025年08月20日水曜日
ホームニュース【ガザ泥沼化】ハマス、人質10人解放と“60日停戦案”を同意!ネタニヤフ首相は即拒否「全面武装解除なしでは終戦なし」

【ガザ泥沼化】ハマス、人質10人解放と“60日停戦案”を同意!ネタニヤフ首相は即拒否「全面武装解除なしでは終戦なし」

引用:AFP通信
出典:AFP通信

18日(現地時間)、イスラム組織ハマスがイスラエル人質20人のうち半数にあたる10人の解放を見返りとし、60日間の段階的停戦後に恒久的停戦へ移行する案に同意したとAFP通信が報じた。

ハマスの幹部バセム・ナイム氏は同日、フェイスブック(Facebook)に「ガザ地区の休戦交渉仲介国であるエジプトとカタールから提示された新提案を受け入れた」と投稿し、「戦火が収まることを祈る」と記した。別のハマス筋は、エジプトとカタールが提示した新休戦案を、ハマスが修正要求なしで全面的に受け入れたと強調している。

エジプト国営放送「アルカヘラ・ニュース」によれば、新休戦案には「60日間の戦闘停止」、「ガザ地区に拘束されているイスラエル人質10人と遺体18体の解放」、「イスラエルに収監されているパレスチナ人囚人の釈放」などが盛り込まれているという。また、ガザ地区への人道支援物資の搬入を容易にするためのイスラエル軍の部隊移動や、停戦初日から恒久的終戦に向けた包括的交渉の開始も含まれている。

レバノンの親ヒズボラメディア「アル・マヤディーン」は、休戦時にガザ地区北部のシェジャイヤ、ベイトラヒアなどを除く北部および東部からイスラエル軍が約1km後退することを求める内容も、新提案に含まれていると報じた。

提案はイスラエル側に渡されたが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれを即座に退けた。彼は「ハマスがすべての人質を一度に解放し、武装解除し、ガザ地区の非武装化を認めない限り、戦争終結には同意しない」と反論した。

イスラエルは終戦の条件として、ハマスの武装解除とイスラエル人質全員の同時解放を掲げている。このため、イスラエルが今回の新休戦案を拒否するとの見方が強まっている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください