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【和平崩壊】ロシア外相が断言!「プーチンはゼレンスキーと会わない」…トランプの調停は空振りか

梶原圭介 アクセス  

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との首脳会談の予定はないと明言した。ゼレンスキー大統領が会談を呼びかける一方、ラブロフ外相は現時点で会談の議題が全く準備されていないと一蹴した。米国のドナルド・トランプ大統領の仲介試みにも歯止めがかかった形だ。

引用:AFP通信
出典:AFP通信

ラブロフ外相は24日(現地時間)、NBC放送のインタビューで「プーチン大統領は議題が整えばゼレンスキー大統領と会う用意がある」としながらも、「しかし、そのような議題は全く用意されていない。従って会談の予定はない」と断言した。ラブロフ外相のこの発言は、トランプ大統領がプーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談で合意したと明かした直後に出されたもので、事実上トランプ大統領の仲介工作に水を差す形になった。

これに先立ち、トランプ大統領は18日、ホワイトハウスでゼレンスキー大統領および欧州首脳らと会談した際、プーチン大統領と電話で話し、両首脳の首脳会談日程を調整中だと明かしていた。さらに、両指導者が平和交渉を進めた後には、トランプ大統領自身も加わり3者会談を行うと予告した。自らの手で終戦交渉に決着をつける意思を示唆していた。

しかし、その後もウクライナに対するロシアのミサイル攻撃は続いている。特に米企業が運営する電子部品工場までもがロシア軍の標的となり、トランプ大統領の構想に対する懐疑的な見方が広がっている。

ホワイトハウスはラブロフ外相の発言に対し即座の反応を示していない。ただし、JD・ヴァンス米副大統領は別のインタビューで「我々は積極的な外交によって戦争を終結させられると信じている」と述べ、「交渉過程で障害があっても、交渉と圧力を並行して進める」と強調した。これは米国内で終戦に向けた外交的アプローチが依然として維持されていることを示唆している。

一方、ゼレンスキー大統領は連日首脳会談の開催を呼びかけている。この日のウクライナ独立34周年記念式典で「首脳間の対話が(戦争を終結させる)最も効果的な方法だ」と述べ、プーチン大統領との首脳会談の必要性を改めて強調した。彼はまた、「ウクライナは二度とロシア人が『妥協』と呼ぶ屈辱を受け入れない」と述べ、「我々には正義の平和が必要だ。我々の未来は我々自身が決める」という従来の立場を再確認した。

CNBCは「ロシアの継続的な攻撃にラブロフ外相の発言が加わり、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談の可能性は低下している。トランプ大統領に両国間の平和協定を仲介する能力があるのか疑問が呈されている」と指摘した。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

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