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「露朝首脳に最大級の厚遇」中国、戦勝記念日に監視要員90万人動員…天安門から6kmの企業まで強制閉鎖

織田昌大 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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中国の抗日戦争勝利80周年記念式典と軍事パレードを2日後に控えた1日、北京・天安門広場周辺では通常以上の武装警察や私服警察が配置され、記者の出入りも制限されていた。北側の道路では自転車や歩行者の通行は可能だったが、身分証明書の提示と所持品検査が義務付けられ、徘徊する市民には必ず警察が接近して確認を求めていた。

◇厳戒態勢の北京市内

北京を東西に貫く主要道路・長安街付近は、軍部隊と兵器が行進する場所であり、警戒が一層強化された。天安門広場へ続く道路にはバリケードが設置され、市当局は先月末から市内と郊外でドローンや気球の飛行を禁止。さらに先月中旬からは随時交通規制も行われていた。

北京市は周辺大企業に2~3日の事業所閉鎖と在宅勤務を命じている。韓国企業も影響を受け、天安門から約6kmのSKチャイナは2日午前まで通常勤務、午後以降は3日まで在宅勤務とした。サムスンチャイナも同様に2~3日は在宅勤務を指示した。

市内の学校も休校措置が取られた。当初1日に始業予定だった大半の学校は4日へ延期し、すでに始業していた国際学校は2日をオンライン授業、3日を休校とした。

「北京の明洞」と呼ばれる王府井通りの飲食店も式典が終わるまで営業を停止し、天安門広場を見下ろすホテルも一時的に営業を中止した。

今年の記念式典には習近平国家主席をはじめ20か国以上の首脳が参加し、ウラジーミル・プーチン露大統領と金正恩北朝鮮国務委員長が初めて習主席と並んで望楼に立つ予定である。このため、これまで以上の厳重な警備が敷かれており、民間の監視・運営要員だけで90万人が動員されたとされる。

北京市民の不満は大きくなく、「約束は延期され、行動範囲も変わったが国際的な行事を楽しみにしている」と話す声も聞かれた。天安門広場には軍事パレードのための仮設観覧席が設置され、広場内に3万7,000席、長安街沿いには5万席以上が用意されたと伝えられている。

金正恩氏の訪中を前に、在中国北朝鮮大使館も慌ただしくなった。本館と宿舎の改装を進め、北京駅周辺のホテルは1~3日の予約を受け付けないとの情報も流れている。

◇リハーサルと兵器公開

今回の軍事パレードは2015年に続き、抗日戦争勝利記念日に行われる2回目の開催である。リハーサルには2万2,000人の兵士が参加したとされ、2015年(1万2,000人)のほぼ倍にあたる。

今年は戦闘機、ドローン、極超音速ミサイルなどの先端兵器が公開される見通しだ。特に日本や西太平洋の米領グアム、さらには米本土までを射程に収める東風(DF)系列のミサイルが注目されている。「グアムキラー」と呼ばれる中距離弾道ミサイルDF-26の改良型・DF-26Dが初公開される可能性が高く、その最大射程は約5,000kmに達する。

また、在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)や日本のSM-3迎撃システムを無力化できるとされるDF-17も登場するとみられている。射程2,500kmのDF-17は南シナ海、台湾海峡、東北アジアをカバーする。大陸間弾道ミサイルDF-41も披露される可能性が高く、最大射程は1万4,000kmに及び、ワシントンDCを含むほぼ全ての標的を攻撃可能と評価される。

さらに予行演習では、最新型の超大型無人潜水艦や、世界初の複座仕様を備えた第5世代ステルス戦闘機J-20Sの姿も確認されており、国際社会の注目を集めている。

織田昌大
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