「警護員らが死亡…ハマス幹部は全員生存」

イスラエルによるカタール空爆で、パレスチナ武装組織ハマスの幹部2名が負傷したと報じられた。
11日(現地時間)、アラブ系メディア「アッシャルクル・アウサト」は、ハマスの政治局員2名がカタールでイスラエルの空爆を受けて民間病院で治療中だと明らかにし、そのうち1名は重体だと報じた。ただし、負傷した幹部の氏名は公表されていない。
空爆時、ハマスは前指導者イスマイル・ハニヤのオフィスで幹部会議を開いていた。このオフィスは、ハマスの停戦交渉チーム責任者ハリル・アルハヤの自宅に隣接している。
同メディアは、会議にはアルハヤをはじめ、ザヘル・ジャバリン、ハーリド・マシャアルなどハマス幹部が参加しており、彼らは全員無事だと報じた。死亡したのはアルハヤの息子や補佐官、警備員らだという。
さらに、イスラエルはハマス幹部の携帯電話の位置情報を頼りにミサイルを発射した可能性があるとし、当時ハマスの政治局員らは携帯電話を車や同僚に預けてから会議場所へ向かったと報じた。
ハマスは最近、停戦交渉に積極的に臨んでおり、イスラエル軍がガザ地区から完全撤退することを条件に交渉を終えるべきだと主張している。ハマス関係者は、状況が安定すれば交渉を再開するとし、交渉団は米国が提示した停戦案に前向きだと強調した。
コメント0