
アメリカのドナルド・トランプ大統領は9月16日(現地時間)、イギリスへ向かい、欧州各国がロシア産原油輸入を即刻中止すべきだと改めて強調した。ウクライナ停戦交渉が進展しないため、ロシアへの圧力を強める必要があるという趣旨で、ウクライナのゼレンスキー大統領に対しても合意の実現を促した。
ニューシスは、トランプ大統領は当日、ホワイトハウスで英国国賓訪問に向け専用ヘリに乗る前、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)がロシア産原油輸入を中止するよう、さらに圧力をかけるつもりかという質問に「その通りだ」と答えたと報じた。
さらに「問題は、彼らがロシア産原油を購入している点にある。私は彼らに輸入を行わないことを望み、即刻購入を中止すべきだ」と述べた。
ロシアとウクライナ戦争の終結を自信としていたトランプ大統領は、就任後数々の試みもなお成果を挙げられていない。先月、彼はロシアのプーチン大統領とアラスカ州で直接会談し、ロシア首脳が会合し平和交渉に着手するとの発表があったが、実際の進展はない状態だ。
トランプ大統領は「タンゴを踊るには二人必要だ。ゼレンスキーとプーチンは互いに憎しみ合っており、同じ部屋に座ることができないため、私が共に座るべきだ」と述べた。
ウクライナとロシア双方が前向きな姿勢を示さなければならないと見ている。
彼は「ゼレンスキーは合意を実現すべきであり、欧州はロシア産原油の購入を中止すべきだ」と再三強調した。
コメント0