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セルビア、11年ぶりの軍事パレードで中国製ミサイルFK-3とHQ-17AEを初同時公開…欧州安保に“新たな火種”

有馬侑之介 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ヨーロッパのバルカン半島に位置する親中・親露国家セルビアが、20日に首都ベオグラードで開催された軍事パレードで中国製防空ミサイルシステム2種類を披露した。

香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は21日に「団結の力(Power of Unity)」イベントで、中国製防空ミサイルシステムFK-3と短距離型HQ-17AEがセルビアで初めて同時公開されたことを報じている。

SCMPは、これがウクライナ戦争下でヨーロッパの緊張が続く中、両国間の友好関係を強調するものだと報じた。

FK-3は、中長距離ミサイルシステムHQ-22の輸出型、HQ-17AEは、低高度~中高度ミサイルシステムHQ-17Aの輸出型である。

パレードには、地上車両、航空機、海軍艦艇を含む2,500台の軍事装備と機械、さらに1万人の人員が参加した。

セルビアは、ロシアのS-300や米国のパトリオット地対空ミサイルシステムに匹敵するFK-3ミサイルシステムを独自に運用・維持管理する初の欧州国家となった。

このパレードは、2020年に制定されたセルビアの統一、自由、国旗を記念する公式祝日に開催された。

イベントでは、ロシアなど複数の国から供給された軍事装備やシステムが公開された。

アレクサンダル・ヴチッチ大統領はSNSを通じ、パレードが国家の力と誇りを示したと述べた。

同大統領は「平和と繁栄を望み、自国の尊厳と領土、未来を守る術を知るセルビアの生き残りと勝利の戦略だ」と投稿した。

習近平国家主席は昨年5月にベオグラードを訪れてヴチッチ大統領と会談し、「両国が二国間関係で新たな1ページを開いている」と述べた。

ヴチッチ大統領は3日、北京で開催された戦勝節軍事パレードに、親露派であるスロバキアのロベルト・フィツォ首相とともに出席した。

セルビア軍の直近の軍事パレードは2014年に実施され、第二次世界大戦中のドイツ占領からベオグラードが解放されて70周年を記念するものであった。

HQ-17AEは昨年6月、クルシェヴァツで開催された軍事パレードでセルビア初のお披露目となった。このパレードは、セルビア最大の宗教的祝日であるヴィドヴダンを記念するものである。

昨年12月、セルビア防空ミサイル部隊のステファン・マニッチ司令官は、FK-3を「優れた対妨害システムと、追尾レーダーを破壊するよう設計されたミサイルを阻止する能力を有する、防空システムの画期的存在」と評した。

このシステムは、音速のおよそ3倍の速度で移動する空対地ミサイルを、最大100km先で迎撃できる。

FK-3は2022年にセルビアに引き渡された。これは、ロシアのウクライナ侵攻開始と時期が重なったため、軍備増強がこの地域の平和を脅かす可能性があるとの懸念を呼んだ。

とりわけ2008年に独立を宣言したセルビアの旧地方コソボに対する脅威が懸念されたためだ。米国や多くの西側諸国はコソボを国家として認めているが、セルビア、中国、ロシアは認めていない。

2020年、米国は、セルビアが欧州連合(EU)に加盟するためには、軍事装備を西側基準に合わせる必要があるとして、HQ-22対空システムの輸出版を購入しないよう警告した。

セルビアは2009年にEU加盟を申請し、2014年から候補国として交渉を続けている。しかし、北大西洋条約機構(NATO)加盟には全く関心を示していない。

1999年、NATOはコソボのアルバニア人分離主義者への弾圧を理由に、当時セルビアが属していた旧ユーゴスラビアを爆撃した。

セルビアは、数年来、中国およびロシア製の軍事装備(戦車、戦闘機、攻撃用ヘリコプター、戦闘ドローンなど)を導入し、軍の強化を図ってきた。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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