Appleは次世代MacBookおよびiPadシリーズ全般に「OLED(有機ELディスプレイ)」の適用を拡大する見通しだ。特に「iPad mini」はOLEDへの移行とともに価格上昇の可能性が指摘されている。

28日(現地時間)、ブルームバーグによると、AppleはOLEDディスプレイを搭載した「iPad mini」、「iPad Air」、「MacBook Air」、「MacBook Pro」の開発を進めているという。「iPad Pro」、「iPhone」、「Apple Watch」に続き、OLED適用が今後数年内に主要製品群に拡大する可能性がある。
その中でも最も早くOLEDへ移行する可能性が高いのは「iPad mini」である。Appleは早ければ2026年にOLEDディスプレイを採用した新型iPad miniを発表する予定で、新たな防水設計も検討中である。ブルームバーグによると、Appleは振動ベースのスピーカー技術を導入し、水の侵入を防ぐ新構造を実験中で、これは穴を維持したまま防水パッキンを使用する従来のiPhone方式とは異なるアプローチだという。
OLEDを採用した新型iPad miniは、現行モデルと比べて100ドル(約1万5,216円)値上がりする可能性がある。現在、A17 Proチップを搭載したiPad miniの開始価格は499ドル(約7万5,926円)であり、OLEDモデルは599ドル(約9万1,141円)程度になると見込まれている。これはM3チップを搭載したiPad Airの開始価格と同水準である。
業界では、AppleがOLEDへの移行を通じてiPad miniの高級化を推進しながら、製品間の価格差を再調整するとの見方もある。ただし、Appleは普及型iPadにはOLED技術を適用しない方針である。ブルームバーグは「iPad miniとAir、ProはOLEDラインに移行するが、低価格モデルは現行LCDを維持する計画」とし、「製品ポジション上、自然な決定」と述べた。
米IT専門メディア「MacRumors」は、「iPad Air」について、来春発売予定の次期モデルでも従来のLCDディスプレイを維持すると見ている。OLED移行は早くても2027年以降になると予想される。Appleは最終的に「iPad Pro」、「iPad Air」、「iPad mini」の3モデルすべてをOLEDで統一する計画だが、普及型iPadは対象外になると見られている。
MacBookのラインアップにおいてもOLED採用は段階的に進む見込みだ。Appleは次世代「M6 Pro」および「M6 Max」チップを搭載した2027年型MacBook ProからOLEDディスプレイを採用することが知られており、その後MacBook Airへの拡大も構想されている。
現在、AppleはOLED MacBook Airの初期開発を進めているが、実際の発売は2028年以降になるとMacRumorsは予測している。来春に発表予定の新型MacBook Airは従来のLCDパネルを維持する見込みである。















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