
ロシアが新型の新型核推進水中ドローン「ポセイドン」の実験成功を発表した直後、ロシアは新型核潜水艦「ハバロフスク」を公開した。ロシア国防省は1日(現地時間)、ハバロフスクの進水式が北西部セヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で行われたと発表した。
式典にはアンドレイ・ベロウソフ国防相らが出席し、披露されたハバロフスクについてロシア国防省は「水中兵器やロボットシステムを備えた本潜は、ロシアの海域安全を確保し、世界の海洋における国家利益を守るだろう」と説明した。

ハバロフスクの詳細な仕様はまだ公表されていないが、ロシアが進める海軍近代化の一環として、戦略原潜ボレイ級の船体を基に設計された特殊用途潜水艦とされる。排水量は約1万トン、全長113メートルで、特に「ポセイドン」を6基搭載可能と推定されている。専門家は、ポセイドンで武装したハバロフスクは従来の対潜戦術では探知・迎撃が困難で、ロシアの核戦略を強化するものだと分析している。
ただし、ハバロフスクは現在試験段階にあり、実戦配備までには数年を要するとみられる。元ロシア海軍参謀長のビクトル・クラプチェンコ氏はリアノーボスチ通信に対し「ハバロフスクはポセイドン無人攻撃システムの運搬母体となる。ポセイドンのために特別に設計・製造された潜水艦だ」と述べた。

先月29日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はロシアの新型核推進水中ドローン・ポセイドンの実験に成功したと発表し「ポセイドンは迎撃不可能な新兵器で、速度や潜航深度の面で他を圧倒する。わが国の最先端兵器『サルマト』の威力をはるかに上回る」と主張した。サルマトは核弾頭搭載が可能な次世代大陸間弾道ミサイル(ICBM)で、射程は約1万8,000キロに達し、ニューヨークやワシントンなど米本土まで攻撃できる核兵器である。
新たにロシア軍の兵器庫に加わったポセイドンは「終末兵器」とも呼ばれる。小型原子炉を動力源とし、核弾頭を搭載して世界中の標的に密かに接近して攻撃できる。設計上は沿岸付近での爆発を意図しており、大規模な津波を引き起こして沿岸都市や軍事施設を壊滅させ、放射能汚染をもたらす可能性が指摘されている。
ロシアメディアによれば、ポセイドンの全長は約20メートル、重量は約100トン、潜航深度は1,000メートルに達するとされ、探知が極めて困難だという。事実上、航続距離に制限がなく核兵器を搭載可能であることから、「終末兵器」という別称が付けられている。














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