
米連邦政府のシャットダウン(一時的な業務停止)のため、米国内の低所得者層の食料補助(補充的栄養支援プログラム・Supplemental Nutrition Assistance Program・SNAP)などの主要な福祉プログラムの継続が不透明になっている中、米国のドナルド・トランプ大統領が自身の私邸である「マー・ア・ラゴ」でハロウィンの祝賀パーティーを開いた事実が知られ、論争が起きている。
2日(現地時間)、ABCニュースとUSAトゥデイなどの海外メディアによれば、10月31日、トランプ大統領は映画『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』に登場する曲の一つ「ア・リトル・パーティー・ネヴァー・キルド・ノーバディ(A Little Party Never Killed Nobody)」をテーマにパーティーを開催した。
パーティーにはメラニア・トランプ夫人だけでなく、トランプ大統領の二人の娘イヴァンカ氏とティファニー氏、義理の息子であるジャレッド・クシュナー氏とマイケル・ボウロス氏、そしてマルコ・ルビオ米国務長官などが出席したと伝えられている。
パーティーに出席した客たちは、F・スコット・フィッツジェラルドの小説『華麗なるギャツビー』の設定に合わせて1920年代の衣装を着用した。華麗なるギャツビーは、1920年代の経済繁栄の中で深刻化した米国の極端な社会・経済的不平等を指摘する作品として評価されている。
これに対し、民主党の議員たちはこのパーティーの象徴性を指摘し、史上最長期間続いているシャットダウンの状況で豪華なパーティーを開いたトランプ大統領を批判した。民主党のケン・マーティン全国委員長は「トランプ大統領はシャットダウンでSNAPの恩恵を受けられなくなる米国民を全く気にしていない」とし、「トランプ大統領は(パーティーを通じて)自分と裕福な友人たち以外には、全く関心がないことをさらに明らかにした」と指摘した。
また、クリス・マーフィー上院議員(民主党・コネチカット州)も自身のSNSを通じて「彼が米国人の前に自らの非人間性をさらけ出す方法は常に驚くべきものだ」とし、「彼は不法にSNAPの支給を拒否している」と記した。
これに対し、ホワイトハウスのアンナ・ケリー副報道官は「完全に無茶苦茶な話だ」とし、「トランプ大統領は米政府の運営を再開すべきだと一貫して呼びかけてきた」と反論した。
            












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