メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「ロシア脅威で再武装する欧州…」ドイツは“徴兵制”復活、ポーランドは“全国民軍事訓練”で反撃体制へ!

望月博樹 アクセス  

 引用:NYT
 引用:NYT

ドイツとポーランドなど主要欧州諸国が国防力を大幅に強化している。ウクライナに次いでロシアの標的になる可能性があると懸念されているためである。

欧州の代表的な国防大国であるドイツは、今年初めの「ドイツ軍を欧州で最強の通常戦力にする」というフリードリヒ・メルツ首相の約束に基づき、軍事改革を加速させている。23日(現地時間)CNNによると、ドイツ連立政府は兵力増強を目指し新たな徴兵法案を推進中である。法案は2011年に廃止された徴兵制を部分的に復活させ、2035年までに現役兵力を18万人から26万人に、予備軍を20万人規模に拡大する内容を含んでいる。

自発的入隊を促すためインセンティブも強化されたという。月給は従来より450ユーロ(約8万1,271円)増の2,600ユーロ(約46万9,546円)に設定された。来年からすべての18歳男性は軍務への関心を問うアンケートを受け取る。2027年からは義務健康診断を受けなければならない。

 引用:NYT
 引用:NYT

ドイツの再武装の動きは欧州の新たな標準となりつつある。英国王立のシンクタンク『チャタムハウス』に所属する研究員、ミナ・オランダー氏はCNNに「ドイツは地理的に欧州の中心に位置し、通常戦力防衛で重要な役割を果たす潜在力が大きい」と述べ、「計画が実現すれば、欧州全体の安全保障に大きく貢献する」と語った。ドイツのボリス・ピストリウス国防相も「ベルリンの新徴兵制モデルは非常に現代的で、他の欧州同盟国の模範となりうる」と強調した。

ただし、兵力増強が現実化する時期が2030年代にずれ込むとの見方もある。限られた予算問題と、義務兵役制導入で若者層が極右・極左に分裂する可能性があるという政治的リスクが指摘されているためである。

 引用:NYT
 引用:NYT

北大西洋条約機構(NATO)軍の規模で欧州内3位のポーランドもロシアの脅威に積極的に対応している。ポーランド政府は全国民を対象に無料の週末軍事訓練プログラムを開始したと「DW通信」が22日伝えた。訓練には消火安全対応、防毒マスクの使用法、サバイバル術、基本的な戦闘技術などが含まれる。この計画は2027年までに40万人の民間人訓練を目指している。

同日、ポーランド軍はウクライナ近隣の領空を守るため戦闘機を緊急配備したという。レーダー探知、監視システム、地上防空部隊を「最高警戒態勢」に置いたとされる。ポーランドはすでに国内総生産(GDP)の4%以上を国防費に充て、欧州最高水準の軍事支出を続けている。

欧州連合(EU)は今週、国境を越えた軍の移動を容易にし、防衛産業の生産を拡大する計画を含む「防衛産業ロードマップ」を発表する予定だ。EUは防衛投資拡大のため1,500億ユーロ(約27兆888億4,255万円)規模の融資制度を運用中で、融資を通じて購入する武器構成品の35%以上が域外から調達されないよう制限を設けている。

 引用:Newsis
 引用:Newsis

欧州諸国の再武装の背景にはロシアの脅威がある。最近、ポーランドの鉄道爆発、EU選挙期間中の偽情報拡散、オランダの空軍基地・ベルギーの空港・フランス上空での正体不明のドローン出現など、欧州諸国を狙った事件が相次いで発生した。欧州当局と各国政府は直接的証拠がないためロシアを名指しすることは控えているが、背後にロシアがいると疑っている。欧州の不安定化を狙ったロシアの「ハイブリッド戦」の一環だという。ハイブリッド戦とは、偽情報拡散からサイバー攻撃、軍事作戦まで様々な手法を組み合わせた戦争を指す。

ウルズラ・フォン・デア・ライエンEU委員長は先月の欧州議会演説で「ロシアが欧州に対して『ハイブリッド戦争』を仕掛けている」と述べ、「ロシアの目的が欧州に『分裂の種をまこうとしている』ことは明らかだ」と主張した。スウェーデン軍参謀総長のマイケル・クラーソン氏も今月23日、「フィナンシャル・タイムズ(FT)」とのインタビューで「ロシアが西側の政治的二極化を利用して『ハイブリッド戦争』を展開し、NATOの結束を揺るがしている」と述べ、「ロシアはインフラ攻撃、情報戦、選挙介入まで組み合わせて西側の分裂を狙っている」と警告した。

望月博樹
defaultjp@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「トランプ氏にアピールか?」次期FRB議長候補、労働市場悪化を理由に“追加利下げ”主張!
  • 「トランプ、米国第一が暴走」外国人労働者は使い捨て…露わになった‟危険な製造業戦略”
  • トランプ2期の対中戦略、その評価は?→ 中国に自信を与えた“腰砕け対応”…まさかの「落第点」!
  • 「ロシアも震える最新兵器」英軍“DragonFire”、時速650キロのドローンを一瞬で撃墜!ミサイルはもう不要?
  • 「止まらない下落!」3か月で資産10億ドル蒸発...トランプ一族の暗号資産事業、史上最大級の暴落に直面
  • 【悪魔の同盟】北朝鮮ラザルスとロシアFSB系ハッカーが作戦協力、“西側軍事支援”を妨害!

こんな記事も読まれています

  • 日本の渋滞はこうして生まれる、1台の減速が都市全体を止める“連鎖ショック”
  • 日産N6が中国で価格破壊、20kWh級PHEVの衝撃
  • 高級EVにも拡大する異常音、放置すれば重大故障につながる“危険サイン”
  • 世界が選ばないEV、テスラが回避率1位…マスク発言が決定打か
  • トランプ2期の対中戦略、その評価は?→ 中国に自信を与えた“腰砕け対応”…まさかの「落第点」!
  • 「ロシアも震える最新兵器」英軍“DragonFire”、時速650キロのドローンを一瞬で撃墜!ミサイルはもう不要?
  • 「止まらない下落!」3か月で資産10億ドル蒸発…トランプ一族の暗号資産事業、史上最大級の暴落に直面
  • 【悪魔の同盟】北朝鮮ラザルスとロシアFSB系ハッカーが作戦協力、“西側軍事支援”を妨害!

こんな記事も読まれています

  • 日本の渋滞はこうして生まれる、1台の減速が都市全体を止める“連鎖ショック”
  • 日産N6が中国で価格破壊、20kWh級PHEVの衝撃
  • 高級EVにも拡大する異常音、放置すれば重大故障につながる“危険サイン”
  • 世界が選ばないEV、テスラが回避率1位…マスク発言が決定打か
  • トランプ2期の対中戦略、その評価は?→ 中国に自信を与えた“腰砕け対応”…まさかの「落第点」!
  • 「ロシアも震える最新兵器」英軍“DragonFire”、時速650キロのドローンを一瞬で撃墜!ミサイルはもう不要?
  • 「止まらない下落!」3か月で資産10億ドル蒸発…トランプ一族の暗号資産事業、史上最大級の暴落に直面
  • 【悪魔の同盟】北朝鮮ラザルスとロシアFSB系ハッカーが作戦協力、“西側軍事支援”を妨害!

おすすめニュース

  • 1
    「給食がまずいだけで裁判!」モンスターペアレントで教育現場は悲鳴... 教師を追い詰める過剰クレームの実態

    トレンド 

  • 2
    「雑種犬は格が下がるから捨てた!?」工事現場で発見された“小さな命”の奇跡

    フォトニュース 

  • 3
    「巨大クジラに乗って世界旅行!?」楽して生きるコバンザメの驚きの“便乗映像”が話題!

    フォトニュース 

  • 4
    「ねぇ、私のことも見てよ…」猫ばかり可愛がる飼い主に“嫉妬爆発”した犬、ついに前足で抗議!

    フォトニュース 

  • 5
    「もう帰らせてくれませんか…?」警官の手をぎゅっと握り、“早退”をねだる警察犬の切実な前足

    おもしろ 

話題

  • 1
    「空腹時に食べるだけでOK!」糖質の吸収を遅らせる“奇跡の食材”、ナッツ&リンゴで“血管リスク”激減

    ヒント 

  • 2
    「わずか1メートル差で接触寸前!」危険すぎる“逆走自転車”の恐怖

    フォトニュース 

  • 3
    「ここは僕の遊び場だ!」新舗装の道路に飛び込んだ犬、作業員たちはその“小さな幸せ”を奪えなかった

    フォトニュース 

  • 4
    金を払えば子どもに発砲、老人は“無料”――イタリアが30年前の「人間狩りツーリズム」疑惑を捜査へ

    トレンド 

  • 5
    月収110万円の職を失った途端、妻に見捨てられた…それでも「寂しいが自由だ」と語る男性の胸中

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]