
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が22日(現地時間)、ベネズエラのイバン・エドゥアルド・ヒル・ピント外相との電話会談で、米国のタンカー封鎖に対抗するベネズエラに全面的な支持を表明した。Newsisの報道によると、AFP通信によれば両国外相がこの日の通話で、麻薬密売疑惑の船舶攻撃やタンカー押収措置など米国の敵対行為を強く非難したとロシア外務省が明らかにしたと伝えたという。
これに先立ち米沿岸警備隊は、ベネズエラ近くの公海でベネズエラの違法な制裁回避に関与した3隻目のタンカーを追跡中だとザ・ストレーツ・タイムズなどが21日に報じた。ロシア外務省はラブロフ外相とヒル外相の通話について、「両国外相がカリブ海での米国の行動の激化が同地域に深刻な結果をもたらし、国際海運を脅かす可能性があることに深い懸念を表明した」と述べた。さらに「現状においてベネズエラの指導部と国民への完全な支持と連帯を再確認した」と付け加えた。
また、両外相は「国家主権の尊重と内政不干渉の原則を保障するため、国際連合(UN)など国際舞台での行動を調整し、緊密な二国間協力を継続することで合意した」とロシア外務省は明らかにした。中国とロシアの支持を受けたベネズエラの要請により、国際連合安全保障理事会は23日、ベネズエラと米国間の高まる危機について議論する会議を開く予定だ。米国はベネズエラのニコラス・マドゥロ政権をテロ組織に指定し、資金源を遮断するためベネズエラに対するタンカー封鎖令を出すなど、圧力を強めている。















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