韓国と北朝鮮核問題議論に急遽反応したロシア「北朝鮮の助けは忘れない」

ロシアが韓国と秘密裏に北朝鮮核問題を協議したという報道を全面的に否定し、該当の接触は学術交流の一環だったと明らかにした。
ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は現地時間21日、「Telegram」などを通じた声明で「ロシアは韓国といかなる協議も行っておらず、平壌とソウル間の二国間関係に関する事案を含め、ましてや北朝鮮核問題については議論しない」と強調した。
彼女はロシアには北朝鮮の核問題は存在せず、ロシア外務省だけでなくロシア全体にも北朝鮮核担当代表がいないと指摘した。
ザハロワ報道官は韓国外務省の北朝鮮核関連当局者が最近モスクワを非公開で訪れ、ロシア外務省のオレグ・ブルミストロフ北朝鮮核担当特命大使などと会ったという報道について、露朝間の包括的戦略的パートナーシップに亀裂を促進し、不信を煽る無駄な試みだと一蹴した。
続けて、ロシアのエネルギーおよび安全保障研究センターの招待で韓国外務省代表団がモスクワを訪れたものであり、これは両国外務省間の公式交渉ではないと主張した。
ザハロワ報道官は2023年6月平壌で締結された露朝戦略的パートナーシップ条約に基づき「いわゆる『非核化』は意味を失い、ロシアは南北間にいかなる仲介も行わず、朝鮮半島の長期的な平和策は北朝鮮の国益を考慮しなければならない」と述べた。彼女は「ロシア国民はウクライナのナチスから祖国を解放するために北朝鮮が提供した支援を絶対に忘れない」と付け加えた。
韓国外務省は今回のロシア訪問で、朝鮮半島の平和定着のためにロシアが建設的な役割を果たすよう求めたとされている。

韓国は来年、北朝鮮との対話再開を模索する中、ウクライナ戦争終結の議論が進む状況で、北朝鮮と緊密な関係を維持しているロシアが南北の対話再開に重要な役割を果たすことができると判断したとの見方がある。
今回の韓露接触は9月の両国外相会談を除くと、北朝鮮核問題を担当する両国外交当局者間の会合としては2023年10月以来初めてのことだ。













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