
ロシアは終戦交渉のためにはウクライナがドンバス地域を放棄しなければならないと再度主張した。
プーチン大統領とトランプ米大統領の通話直後、ロシアはウクライナに終戦のために東部ドンバス地域を完全に放棄するよう再度圧迫した。
ロシアはドネツク州とルハンスク州を総称するドンバスを完全に掌握しなければ戦争を終わらせないという立場を終戦交渉過程で繰り返し明らかにしてきた。
ロシアは現在ドンバス西部地域の一部を掌握できておらず、ウクライナは劣勢の中でもこの地域の防御に軍事力を集中している。これによりロシアに比べてウクライナの戦力損失がはるかに深刻だとの分析が出ている。
「ロイター通信」などによると、ユーリ・ウシャコフ・クレムリン外交政策補佐官は28日(現地時間)記者らに対し、米露首脳がこの日の通話で一時的な停戦は紛争を長期化させるだけだという点で合意したと明らかにした。
ウシャコフ補佐官は「最も重要なのはロシアと米国の大統領がウクライナとヨーロッパが国民投票準備を名目に、あるいは他の口実で提案した一時的な停戦案が紛争の長期化につながるだけであり、敵対行為再開の危険を内包しているという似たような見解を持っている点だ」と述べた。
その上で敵対行為を終息させるためにはウクライナがドンバスで「直ちに撤退する大胆な決断を下すべきだ」と促した。
彼は「現在の前線状況を考慮すると、ウクライナ政権がドンバスに関してこのような決定を下すのが合理的だ」と強調した。
ロシアはドネツク州とルハンスク州を総称するドンバスを完全に掌握しなければ戦争を終わらせないという立場を終戦交渉過程で繰り返し明らかにしてきた。
ロシアは開戦後ルハンスクを完全に掌握し、ドネツクも5分の4ほど占めている。
ウクライナはドネツク中西部の要塞をロシアの追加侵攻を阻止するマジノ線として、西部の主要都市での統制権を維持している。
最近、ウクライナが米国と協議した内容として公表した終戦案には、激戦地となっているドネツクに非武装地帯を設け、ウクライナが部隊を撤収する範囲に応じて、ロシアも最前線から撤退することを求める案が盛り込まれていた。
しかし、ロシアはドンバス地域をめぐるこうした調整案を受け入れないとの見方が強い。
ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、この日行われた両国首脳の電話会談について、トランプ大統領の要請により1時間15分にわたって実施されたと説明した。その上で、「トランプ大統領は、和解成立の現実的な見通しに対するロシア側の評価を注意深く聞いていた」と述べた。
さらにウシャコフ補佐官は、「トランプ大統領は戦争をできるだけ早期に終結させる必要性を繰り返し強調するとともに、米国、ロシア、ウクライナの間で想定される経済協力の有望な展望についても言及した」と明らかにした。













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