
フィンランドとエストニアを結ぶ海底通信ケーブルを破損した疑いのあるロシア発の貨物船がフィンランド湾で拿捕された。1日(現地時間)の「ロイター通信」によると、フィンランド警察は前日、首都ヘルシンキとエストニアの首都タリンを結ぶフィンランド湾の海底通信ケーブルを破損した疑いでロシア発の船舶1隻を拿捕したと発表したという。
警察によると、「Fitburg」という名の船舶はセントビンセント・グレナディーン諸島の国旗を掲げ、ロシアのサンクトペテルブルクから出発し、イスラエルのハイファに向かっていたとされている。破損したと推定される通信ケーブルはフィンランドの通信会社「Elisa」の所有だ。Elisaは声明で、今回の件によりサービスの運営に支障はなかったと明らかにした。
当該貨物船に乗船していたロシア、ジョージア、カザフスタン、アゼルバイジャン国籍の乗組員14名は全員警察に拘留された。警察は今回の事件を財物損壊、通信妨害などの疑いで捜査しており、エストニアを含む複数の国内外の当局と協力していると述べた。

2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、バルト海では海底ケーブルが損傷したり切断されたりする事故が頻発している。西側の専門家や政治指導者たちは、一連の事件がウクライナを支援する欧州を狙ったロシアの「ハイブリッド戦争」の一環だと見ている。ハイブリッド戦は海底ケーブル破損のようなサボタージュ(破壊工作)をはじめ、サイバー攻撃、虚偽情報の拡散など、責任の所在を特定しにくい複合的な攻撃手段を用いることを指す。
ロシアは継続的に関与を否定しているが、欧州各国はロシアが背後にいると疑われるこれらの脅威が増加する中、軍備支出を増やすなどの対策を強化している。ドイツは相次ぐサボタージュを「戦争の信号」と見なす内容を含む新たな軍事計画を最近策定したと伝えられている。
















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