トランプ大統領「グリーンランドは不可欠だ」再び強調

ドナルド・トランプ米大統領がニコラス・マドゥロ・ベネズエラ大統領の排除に踏み切ったことで、次の対象になり得る国々が警戒を強めている。トランプ大統領が名指ししたデンマーク自治領グリーンランドに加え、ベネズエラの同盟国キューバも「射程に入った」との見方が出ている。
トランプ大統領は4日(現地時間)、米誌ジ・アトランティックのインタビューでグリーンランドについて、ロシアと中国の船舶に囲まれていると指摘したうえで、「グリーンランドはどうしても必要だ」と述べた。ベネズエラでの米軍作戦がグリーンランドにどのような影響を及ぼし得るかを問われると、「よく分からない。彼らが自分たちで見届けるべきだ」と答えた。
トランプ大統領は先月24日の記者会見でも、「鉱物のためではなく国家安全保障のためにグリーンランドが必要だ」と主張している。マドゥロ大統領の身柄拘束後、スティーブン・ミラー米大統領次席補佐官の妻ケイティ・ミラー氏は、星条旗で彩ったグリーンランドの地図画像とともに、英語で「間もなく」と投稿したという。
米国は、ベネズエラに最も近い同盟国とされるキューバに対しても圧力を強めている。マルコ・ルビオ米国務長官は同日、NBCのインタビューで「マドゥロを警護していたのはキューバ人だった」と述べ、ベネズエラ側の警護要員ではなくキューバ側の要員がマドゥロ大統領を守っていたと主張した。さらに、キューバの警護要員がマドゥロ政権の「内部情報」業務も担っていたとの見方を示した。ルビオ長官はキューバ移民の家庭に生まれ、これまでもキューバの共産政権を厳しく批判してきた人物として知られる。
トランプ大統領も前日の記者会見で「キューバはいずれ我々が議論する対象になる」と述べ、「いまのキューバは失敗国家で、深刻な失敗国家だ。我々は国民を助けたい」と語った。
グリーンランドとキューバはいずれも地理的に西半球に位置する。トランプ政権はベネズエラへの軍事作戦について、西半球での支配力を強めるためだと説明してきた。
こうした発言を受け、メッテ・フレデリクセン・デンマーク首相は声明を出し、米国に対して、売却の対象ではないと明確にしている他国やその国民を脅す行為をやめるよう強く求めた。
















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