中国・習主席、ミホル・マーティン・アイルランド首相と首脳会談
マーティン首相「国際紛争の解決は国際法順守が必要」
習近平中国国家主席は5日、ニコラス・マドゥロ・ベネズエラ大統領を追放したドナルド・トランプ米大統領を念頭に「一方的な圧力が国際秩序に深刻な衝撃を与えている」と強く批判した。

中国国営の新華社などの報道によると、習主席は同日午前、北京の人民大会堂で行われたミホル・マーティン・アイルランド首相との首脳会談で「現在、世界は混乱に直面しており、覇凌(一方的な圧力)が国際秩序に深刻な悪影響を及ぼしている」と指摘したという。
「覇凌」は関税戦争など米中対立の文脈で、中国が米国の覇権的行動を批判する際に繰り返し用いてきた表現だとされる。
習主席はさらに「すべての国は他国の国民が自主的に選択した発展の道を尊重し、国際法と国連憲章の目的および原則を順守すべきだ」と述べ「大国は主導的な役割を果たす責任がある」と付け加えた。具体的な国名には触れなかったものの、特殊部隊による深夜の軍事作戦でマドゥロ大統領夫妻を拘束・移送した米国を間接的に批判した発言と受け止められている。
また、習主席は多国間主義を重視する従来の立場も改めて示した。習主席は「中国とアイルランドはいずれも多国間主義を支持し、国際的な公平と正義を擁護している」とし「国際問題における協調と協力を強化し、国連の権威を共同で守り、国際社会の運営の枠組みがより公正で合理的な方向へ発展するよう後押しすべきだ」と強調した。
さらに「中国とアイルランドは共に平和を愛し、開放的で包摂的であり、自立を重んじ、進取の気性に富んでいる」と述べ「両国の国民は闘争を通じて国家の独立と民族の解放を勝ち取り、世代を重ねた努力によって近代化を進めてきた」と語った。2012年に双方が互恵的な戦略的パートナーシップを構築して以降、二国間の貿易額が4倍に拡大し、相互投資も比較的均衡して進展してきた点にも言及したという。
これに対し、マーティン首相は「中国は国際社会において不可欠で重要な役割を果たしており、国連の権威の維持や世界平和の促進に前向きに貢献している」とし「全ての国際紛争の解決は国際法を順守する形で行われるべきだ」と応じたとされる。
マーティン首相は前日午後に北京に到着し、5日間の日程で中国公式訪問を開始しており、アイルランド首相の中国訪問は14年ぶりだという。
















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