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「石油は一滴も逃がさぬ」米軍、ベネズエラ“影の船団”を5隻連続摘発…露骨な完全支配へ

望月博樹 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

米国がベネズエラに出入港するすべてのタンカーを禁止し、同国の石油を掌握する過程で9日未明(現地時間)カリブ海上で5隻目の大型タンカーを拿捕したと米軍が発表した。Newsisの報道によると、この日の未明の攻撃作戦は米海兵隊と海軍部隊が航空母艦「ジェラルド・R・フォード」から発進した戦闘機に乗って遂行したと米南方軍が明らかにしたという。

これは米軍が最近カリブ海に大幅に増強した兵力の一部が出動し、「オリナ号」という名の大型タンカーを拿捕した作戦だ。この作戦を発表しながら、米軍司令部は「犯罪者たちにはもはや安全な基地はない」と宣言した。米海軍が拿捕したこの大型タンカーは、その後米沿岸警備隊が引き継いだと軍関係者らは述べた。

米南方軍とクリスティ・ノーム米国土安全保障省長官のソーシャル・メディアには、9日に遂行したこの作戦の機密等級が解除された(unclassified)動画記録が公開された。そこには米軍のヘリコプターがタンカーに着陸する場面、米軍兵士らが甲板上で捜索作戦を行いながら爆発物とみられる物体を船室内への入り口に向けて投げ込む場面なども含まれていた。

ノーム長官は自身のソーシャル・メディアに投稿した文章で「禁止された石油を運搬していたもう1隻の『シャドーフリート』タンカーを拿捕した」と明らかにし、このタンカーが「米軍を避けてベネズエラをこっそり離れようとしていた途中で捕まった」と説明した。

オリナ号は、米国のドナルド・トランプ大統領がベネズエラで生産される石油の採掘、精製、輸送のすべての段階を掌握するよう指示して以来、5隻目に取り締まられたタンカーだ。ベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の逮捕作戦と米国移送後では3回目の軍事作戦の対象となったタンカーだ。

トランプ大統領もこの日、自身のソーシャル・メディアで「この作戦はベネズエラ暫定政府当局との協力の下で行われたものだ」と明らかにしたが、それ以上の詳しい説明はしなかった。ホワイトハウスも詳細を問う報道機関の質問に即答をしていない。

ベネズエラ政府は米当局とこのタンカーを取り戻すために協議中だと公式発表した。そして、この船舶がベネズエラの港に納めるべき金額も清算しておらず、当局の許可もなく出港したと明らかにした。またベネズエラ政府は「(米軍との)最初の成功した合同作戦で、このタンカーは現在ベネズエラ領海に戻り、必要な保護措置を受けている」と述べた。

タンカー航海追跡サイト「TankerTrackers.com」の共同設立者サミル・マダニ氏の話によると、このサイトは衛星写真を通じて現在ベネズエラ沿岸に残っている16隻以上のタンカーを追跡監視しており、これらの船舶は米軍が最近発表した航海および貿易活動禁止船舶リストに含まれていると明らかにした。

今回拿捕されたオリナ号もこのリストの1隻だという。米政府の記録には、オリナ号が以前は「ミネルバM号」という名前でロシア産石油を運搬していたパナマ船籍のタンカーであり、そのために制裁船舶リストに入っていると明らかにされている。複数の記録を総合すると、オリナ号は現在東ティモール船籍で、その国の旗を掲げている。しかし、現在国際海運業界では偽の船籍であることが明らかになっており、東ティモール船籍登録という主張は無効だと米政府はみている。

このタンカーは昨年7月に船主と運営陣がすべて香港にある1つの船舶会社に変更されたと登録されている。船舶追跡データベースによると、オリナ号が最後に位置を報告したのは昨年11月ベネズエラ沿岸北部カリブ海だったという。その後は位置追跡装置を切ったまま密かに運航を続けてきた。

ノーム長官と米軍側は、今回のオリナ号拿捕が軍事作戦であり法の執行だと規定しているが、米政府の他の管理者らは、この作戦もベネズエラの崩壊した石油産業と経済を再建するための米政府の現金確保作戦の一つだと明らかにした。トランプ大統領も9日、ソーシャル・メディアを通じて「米国とベネズエラがうまく協力している」と述べ、「特にこの国の石油とガスのインフラをより大きく素晴らしく、現代的に再建するための合同作戦だ」と強調した。

トランプ政権は、ベネズエラから押収した石油3,000万〜5,000万バレルを売った金が米国民とベネズエラ国民に還元されると述べた。トランプ大統領はこの作戦が無期限に続くことを期待している。9日には複数の石油会社代表者との会議で、今後ベネズエラ石油業界の設備修理と石油生産および販売網再建のために1,000億ドル(約15兆8,135億円)以上を投資すると明らかにした。

一方、JD・ヴァンス米副大統領も今週FOXニュースとのインタビューで、米国が今後ベネズエラの金づるを握りこの国を「支配」し、石油をどこに売るか指示すると明らかにした。今回のオリナ号の石油積載量は約70万7,000バレルに達する。これは現在バレル当たり60ドル(約9,489円)の市場価格を考慮すると、総額4,200万ドル(約66億4,206万円)を超えると「TankerTrackers.com」のマダニ氏は述べた。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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