メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

“中東の盟主”を自称した末路――空爆で一気に露呈した神権国家の決定的限界

荒巻俊 アクセス  

引用: NEWSIS
引用: NEWSIS

アヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者が率いるイランの神権政治体制が、激化する反政府デモにより最大の危機に直面していると西側の主要メディアが指摘した。

「ニューシス」の報道によると、イラン政権は強力な軍事力で体制を守ってきたが、昨年6月のイスラエル・アメリカとの「十二日間戦争」で弱点を露呈した後、世論をなかなか統制できていないという。

「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」は11日(現地時間)、「戦争で弱体化したイラン政権、最も深刻な挑戦に直面」と題する記事で、イランの支配勢力は過去にも「ヒジャブデモ」などの類似の嵐を乗り越えてきたが、今回は政権の立場がはるかに脆弱だと見ている。

イスラム教シーア派の聖職者が大統領の上の最高権力者「最高指導者」を務めるイランの神権政治体制は、1979年にパフラヴィー朝を倒したイラン革命によって樹立され、47年間続いてきた。

イランは革命直後の1980年から1988年まで神権政治体制下でイラクと総力戦を繰り広げ、イラン国民は「外敵の攻撃から国民を守る強力な国家」を内面化した。

神権政治体制下のイランが「中東の盟主」と呼ばれるほど軍事力を強化したおかげで外敵の侵略から自由になれ、それに伴う政治的自由の抑制などはある程度甘受できると認識してきたのだ。

2009年の大統領選挙不正疑惑で発生した「緑の運動」、2019年の経済難で起きた「2019年イラン抗議デモ」、2022年の20代女性の不審死で起きた「ヒジャブデモ」など、2000年代以降も激しい反政府デモが何度か起きたが、すべて鎮圧された。

しかし、イランが昨年6月のイスラエル・アメリカとの戦争で無力な姿を見せたことで状況が変わったというのが海外メディアと専門家の評価だ。

権威主義政権が敗戦直後に崩壊した例は国際政治史に多数ある。セルビア、アルゼンチン、ギリシャの権威主義政権は、それぞれ1999年の北大西洋条約機構(NATO)軍のコソボ爆撃、1982年のフォークランド紛争敗北、1974年のキプロス戦争敗北直後に失脚した。

「WSJ」は、イラン全土にわたるイスラエルの空爆はイラン軍指揮部をかなり破壊し、続くアメリカの爆撃はイランの核プログラムに致命的な打撃を与えたとし、本土攻撃を抑止するために莫大な国富を投資してきた政権にとっては屈辱だったと指摘した。

国際危機グループ(ICG)のイラン担当局長のアリ・ヴァエズ氏は、イラン政権はこれまで繁栄や多元主義をもたらすことはできなくても安全保障は提供したと主張してきたが、そうではなかったことが明らかになったとし、人々は「もう十分だ」と言う段階に達したと解釈した。

「ワシントン・ポスト(WP)」も、レバノンとシリアのイラン代理勢力は事実上消滅し、イラン領土内で敢行されたイスラエルの大胆な空爆は政権がいかに脆弱かを示したとし、最高指導者は依然としてイランがアメリカの覇権とイスラエルの陰謀に立ち向かう抵抗の先鋒だと言うが、ますます多くのイラン人は国を守る能力さえない腐敗した既得権体制を見ていると指摘した。

ジョンズ・ホプキンス大学中東学科のヴァリ・ナスル教授は、イランはアメリカとイスラエルという外部の脅威、そして大規模な民衆蜂起という内部の脅威の間で圧迫されているとし、膠着状態から抜け出す簡単な出口はなく、イラン革命は今や終わりに近づいていると予測した。

一方、神権政治体制が未曾有の危機に直面する中、1979年のイラン革命以前の政治体制であるパフラヴィー朝の復古の可能性にも関心が集まっている。

「WP」などによると、イランの反政府デモの映像にはパフラヴィー朝時代のイラン国旗がしばしば登場し、街頭の広告板に王政復古を支持する内容の落書きも発見されている。

特に王政崩壊後アメリカで暮らしてきたクロシュ・レザー・パフラヴィー皇太子が求心点として浮上するかに注目が集まっている。

「ユーロニュース」は、イランイスラム共和国(神権政治体制)以前の政治秩序の象徴であり、現体制に対抗する最も著名な人物として広く認識されているとし、持続的な発展を成し遂げられなかった現体制の失敗と王政時代の成果を強調するメディアの語りが結びつき、王政時代と神権政治体制のイランを比較する認識が広がったと指摘した。

彼は17歳だった1978年、パイロット訓練を受けるためアメリカに留学したが、翌年のイラン革命で父パフラヴィー1世が追放されると、アメリカに亡命して腰を据えた。

パフラヴィー皇太子は11日の「FOXニュース」インタビューで、アメリカがアリ・ハメネイ最高指導者を除去することを望んでいるかと問われ、イラン国民はアメリカの介入の約束に肯定的に反応したと肯定的に答えた。そして、イランの利益、アメリカの利益、そして地域全体の利益にもはや脅威とならないよう、その蛇の頭を完全に断ち切らなければならないと述べた。

ただし、神権政治が崩壊しても王政が元の状態に復活する可能性は高くないという見方が出ている。

デモ現場でパフラヴィー朝への言及が出ているのは事実だが、王政復古自体を主張しているというよりは、神権政治体制打倒を主張する過程で対極にあった旧体制が登場しているという解釈が多い。

パフラヴィー皇太子は、唯一の解決策はこの政権を完全に崩壊させ、イラン国民が自ら解放されるようにすることであり、国民の自由な選択に基づく国民中心の統治体制に移行すべきだとし、神権政治体制を打倒した後、立憲君主国を採用するか共和国を採用するかを国民投票で決めようという立場だ。

アメリカで一生を過ごしたパフラヴィー皇太子の国内での影響力には、限界があるという指摘もある。イラン史専門家のイェール大学のアッバース・アマナト名誉教授は、パフラヴィー氏は注目度は高いが蜃気楼に近いとし、彼には個人的な魅力も、組織化された支持もないと評価を下げた。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「ダウン症の可能性が高い」と診断され中絶…米430万人YouTuberの告白に波紋
  • すでに始まった異変…「1950年以降最大規模が到来する」不気味な警告
  • イラン、MOU内容を先行公開した理由は
  • 「イラン、米国に3,000億ドルの復興支援要求」…イランメディア、MOU草案公開
  • 対米投資第3弾もSMRか…原発関連投資だけで10兆円超の可能性
  • 英政府、「北アイルランドの反移民暴動は人種差別的攻撃」と非難

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

おすすめニュース

  • 1
    「夜市のティラミスで腸に穴が開いたのか」9歳男児が4時間の緊急手術…中国で起きた屋台スイーツの悪夢

    トレンド 

  • 2
    犯罪歴は確認できても恋愛歴までは難しい? 恋愛リアリティー出演者らの“相次ぐ不祥事”に厳しい視線

    エンタメ 

  • 3
    日本俳優の韓国進出ブーム…ギャラ格差は“10倍以上”? Kコンテンツ人気の裏で浮かぶ構造的課題

    エンタメ 

  • 4
    「自分のことしか考えてない」横領容疑の裁判中に共演者の葬儀、“記事にならずよかった”発言に批判殺到

    エンタメ 

  • 5
    「もし生まれ変わったら結婚しない方がいい」13歳差夫婦、日常生活で衝突が絶えず夫が涙

    エンタメ 

話題

  • 1
    約束の支払日を繰り返し延期? ギャラ未払いで制作会社は「合意済み」と主張も事務所は否定

    エンタメ 

  • 2
    「葬儀の最中に生きていた」エベレストで死亡扱いのシェルパ、デスゾーンから6日ぶり奇跡の生還

    トレンド 

  • 3
    「親の七光りは嫌」人気歌手のMVにアンジェリーナ・ジョリーの娘が…“名前を隠して”挑んだ理由に反響

    エンタメ 

  • 4
    「中途解約でも返金へ」有料ファンクラブの“返金不可”規約に制裁…大手事務所など24社に是正要求

    エンタメ 

  • 5
    パニック障害で“終わった芸人”と言われた過去も…恩師が遺品に残していた本に涙止まらず

    エンタメ