
中国は14日、2025年の貿易黒字が1兆1,900億ドル(約188兆7,447億円)で、前年の9,920億ドル(約157兆3,172億円)より20.0%増加したと発表した。1兆2,000億ドル(約190兆2,001億円)に迫るこの貿易黒字規模は中国最大、国別では世界最大の記録だ。中国は昨年11月、すでに累積貿易黒字が1兆800億ドル(約171兆1,801億円)に達し、史上初めて1兆ドル(約158兆5,001億円)の壁を突破した。
貿易は商品とサービスで構成されるが、中国当局が発表した米ドル表示の貿易規模は商品に限定されているようだ。昨年の中国の総輸出額は3兆7,700億ドル(約597兆5,428億円)で5.5%増加した。人民元表示では6.6%増加しており、記録的な貿易黒字達成に大きな役割を果たした人民元安が読み取れる。
中国の輸出額3兆7,700億ドルは昨年第3四半期の中国の国内総生産(GDP)19兆5,000億ドル(約3,091兆511億円)の20%に迫る。また、2024年までの5年間で世界の商品輸出総額における中国の割合は18%を超えると予測される。中国の商品輸出は世界全体の5分の1程度を占め、中国の商品輸入は2兆5,800億ドル(約408兆9,698億円)で前年と同じだった。
中国は昨年、米国のドナルド・トランプ大統領が中国を主要ターゲットにした一方的な相互関税措置を講じると、対米輸出を減らし、世界的な輸出多様化戦略を立てた。その結果、商品輸出額5.5%増加及び商品貿易黒字20%増加という好成績を達成した。対米商品輸出は19.5%減少したが、代わりにアフリカ向けが26%、東南アジア向けが13%、欧州連合(EU)向けが8%、ラテンアメリカ向けが7%それぞれ増加した。
かつて145%に達したトランプ大統領の対中国商品関税は47.5%まで減少したが、これは中国の対米輸出業者の利益のマージンラインである35%を上回る水準だ。中国はトランプ大統領以前の2024年、米国に4,400億ドル(約69兆7,468億円)の商品を輸出し、全体の商品輸出の12.5%を占め、ここで商品(貿易)黒字総額9,920億ドルの30%に当たる2,950億ドル(約46兆7,621億円)の黒字を記録した。トランプ大統領が怒るに値する数値だ。
2025年の中国の対米商品輸出額は3,500億ドル(約55兆4,804億円)程度で、総商品輸出に占める割合は10.5%に低下し、対米商品黒字規模は2,300億ドル(約36兆4,586億円)で、前年の2,950億ドルから大幅に減少した。特に全体黒字に占める対米国割合が30%から19%に急落した。
一方、GDP30兆ドル(約4,755兆4,632億円)の米国の最新貿易統計値である昨年10月までの2025年商品輸出累積額は1兆8,300億ドル(約290兆833億円)で、推計では年間累積値は最大2兆2,000億ドル(約348兆7,340億円)に達する見込みだ。これは中国の3兆7,700億ドルの約60%に相当する。
米国は2024年に商品貿易で1兆2,100億ドル(約191兆7,919億円)もの「赤字」を記録した。2025年の商品貿易で中国が1兆2,000億ドルの黒字を計上する一方、米国は1兆2,000億ドル程度の赤字を連続して記録する可能性がある。
















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