
アイスランド駐在の米国大使候補が「アイスランドが米国の52番目の州になる」と発言したことを受け、波紋が広がっている。候補者は「個人的な冗談だった」として謝罪し、事態の収拾を図っているが、アイスランド政府の公式サイトには「大使指名の拒否」を求める請願が掲載されるなど、外交問題へと発展している。
15日(現地時間)、米政治専門メディア「ポリティコ」などによると、ドナルド・トランプ米大統領がアイスランド駐在米大使に指名したビリー・ロング前連邦下院議員は最近、米議会の下院議員らと非公式に会合した際口にした「52番目の州」との発言が、議論を呼んでいる。
「ポリティコ」は13日、ロング前議員が下院議員らに対し、「アイスランドは米国の52番目の州になり、自分はその州の知事になる」と冗談めかして発言したと報じた。これを受け、アイスランド政府は直ちに在アイスランド米大使館に説明を求めた。アイスランド外務省は同日、「問題の発言の真偽を確認するため、在アイスランド米大使館に連絡を取った」と明らかにした。
また、アイスランド政府の公式サイトには、ロング氏の大使任命に反対し、拒否を求めるオンライン請願が掲載され、約4,000人が署名した。請願を提出したヨン・アクセル・オラフソン氏は請願文で、「たとえ冗談としての発言だったとしても、このような発言は長年にわたり米国の友好国であったアイスランドとその国民を侮辱するものだ」と強く訴えている。
窮地に立たされたロング前議員は、まず謝罪の意を表明した。ロング氏は同日、米国の北極地域専門メディア「アークティック・トゥデイ」のインタビューに応じ、自身の発言について「真剣な立場で述べたものではなかった」と説明した。その上で、「3年ぶりに再会した人たちと話す中で、ジェフ・ランドリー・ルイジアナ州知事が『グリーンランド知事』になったという冗談が出ており、そこから私に関する冗談も始まった」と釈明した。
先月22日には、トランプ大統領がランドリー知事をグリーンランド特使に任命している。ロング氏はさらに「私にできることは謝罪することだけだ」と述べ、「アイスランドの国民と共に働けることを非常にうれしく思っており、今回の発言がそのように受け取られたことについて心から謝罪する」と語った。













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