裁判官「ノルマ達成目的の誤った計画」
トランプ大統領「民主党の都市には介入しない」

米国ミネソタ州で連邦移民当局に拘束され、大きな論争を引き起こしていた5歳の男児が釈放されることになった。
31日(現地時間)、AP通信によると、テキサス連邦西部地方裁判所裁判官のフレッド・ビアリー氏は移民当局に拘束されている5歳のリアム・コネホ・ラモス君と父親のアドリアン・コネホ・アリアス氏について、3日(現地時間)までに釈放するよう米政府に命じたという。
エクアドル出身の親子は20日、ミネソタ州で拘束され、その後テキサス州の家族収容施設に移送されていた。拘束現場に居合わせた目撃者らは、移民税関捜査局(ICE)が家にいた母親も拘束するため、リアム君に玄関のドアをノックさせたと証言しており、これが強い批判を招いていた。
特に、ウサギ型の青いニット帽をかぶり、スパイダーマンのリュックを背負ったリアム君が、怯えた表情で拘束される写真がSNSで拡散し、非人道的な移民取締りだとして批判の声が一層高まった。
ビアリー裁判官は判決文でトランプ政権の移民取締り政策を厳しく批判した。「この事件は政府が日々の国外退去割当を達成しようとして誤った計画を立て、無能な形で実行した結果だ」と指摘し「子どもにトラウマを与える状況であっても、そうした行為が行われた」と断じた。
さらにビアリー裁判官は異例にも、裁判所命令書にリアム君が拘束された際の写真を添付し、新約聖書の一節「子どもたちが私のもとに来るのを妨げてはならない。天国はこのような子どもたちのものである」を引用した。また「政府は『独立宣言』という米国の歴史的文書を理解していないようだ」と述べ、今回の対応が独立戦争当時の英国を想起させると批判した。さらに、ドナルド・トランプ米大統領を念頭に置いたとみられる形で、トーマス・ジェファーソンが批判した「権威主義的な王になろうとする者」という表現も引用した。

ICEが移民取締りの過程で未就学児を利用したとの指摘に対し、国土安全保障省は「子どもをおとりにしたことはない」と否定した。親に対し、子どもと同伴で移送される意思があるかを確認する手続きだったと説明している。
一方、トランプ大統領は同日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに、民主党側から要請がない限り、抗議活動や暴動には介入しないとの姿勢を改めて示した。「クリスティ・ノーム国土安全保障長官に民主党が劣悪に運営している都市の混乱に関与しないよう指示した」とした一方で、連邦政府の財産は保護すると強調した。
















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