
オートバイに乗った拳銃強盗団が道路で銃撃戦を繰り広げる事件が南米ウルグアイで発生した。映画のワンシーンのような状況に偶然巻き込まれた男性は、わずか20代の若手警官だった。
現地メディアが9日(現地時間)に防犯カメラの映像を入手し公開して話題となった銃撃戦は、ウルグアイの首都モンテビデオのウルグアイ国道1号線で起きた。休日に私服でオートバイを運転していた21歳の警官は、携帯電話でメッセージを送るため路肩に一時停車した。
その時、オートバイに乗った2人組の強盗が突然現れた。強盗団は警官が座るオートバイを倒そうとしたが、瞬時の反応で相手の奇襲をかわした警官は運良く危機を免れた。警官のオートバイを倒せなかった強盗団は、後ろに残った警官に向けて発砲し始めた。
一般人であれば逆走して逃げ出しても不思議ではない状況だったが、警官はためらうことなくすぐにオートバイに跨り追跡を開始した。そして、所持していた銃を取り出して応戦した。
映像では、オートバイで全速力で疾走しながら応戦していた警官が、しばらくしてオートバイを止めてヘルメットを脱ぐ様子が映っている。強盗たちの発砲した弾がヘルメットを貫通したのだ。ヘルメットの下部を貫通した弾丸は奇跡的に警官の首をかすめて通過した。警官は「弾がかすめて少し出血はあったが、大きな怪我はなかった」と語った。
警官が停止した場所から数メートル先では、オートバイの後部座席から警官に向けて発砲していた強盗が地面に倒れているのが発見された。警官の通報で救急車が到着したが、銃撃を受けた強盗はすでに息絶えていた。
オートバイを運転していた強盗は、臀部に銃弾を受けて民家に逃げ込もうとしたが、家主の通報で警察に逮捕された。彼は「オートバイで走行中に強盗に遭遇し、銃撃を受けて逃げた」と虚偽の説明をして窮地を脱しようとしたが、警察はすでに事件の全容を把握していた。警察関係者は「警官が攻撃を受けた強盗事件が発生した後で、すでに逃走した共犯を捜索中だった」と述べた。
警察によると、死亡した強盗は22歳で、2022年に強盗および銃器所持の容疑で処罰を受けた前科があった。臀部に銃創を負って逮捕されたもう一人の強盗は18歳で、前科の有無は確認されていない。
一方、検察は強盗に対応した警官の刑事責任の有無について捜査を開始した。検察関係者は「現場検証と防犯カメラ映像の分析を通じて客観的な捜査を進める」とし、「死者が出たため、警官に刑事責任を問えるかが争点となる」と説明した。
世論は警官を支持している。インターネット上では「専門知識のない人が見ても警官の対応は明らかな正当防衛だった」「犯罪者の人権だけを守る不公正な捜査に反対する」など、事件に関与した警官に好意的な意見が多数寄せられている。
















コメント0