
韓国と北朝鮮の経済格差が深刻化する中、韓国で日常的に使用されている物品が、北朝鮮では富の象徴となる状況が生まれている。最近、オンライン上で紹介された「北朝鮮では貴重だが韓国では一般的な物」の事例は、両者の生活水準の明確な差を如実に表しているとのことだ。
最も代表的な例はトイレットペーパーだ。北朝鮮でトイレットペーパー1ロールの価格は約1,500ウォン(約160円)とされる。これは北朝鮮の一般住民にとって、約6食分の食費に相当する大金だ。
そのため、一般住民はトイレットペーパーの代わりに新聞紙を使用するのが通例で、トイレットペーパーを使用できるのは少数の富裕層に限られる。さらに、韓国の家庭では普及しているウォシュレットについては、北朝鮮の住民にとってその存在すらほとんど知られていないのが実情だ。
食文化においても、その差は顕著となっている。韓国では日常的な白米が、北朝鮮では富の尺度となっているためだ。深刻な食糧難が続く中、1日3食すべて白米を食べられる家庭は、全体のわずか1%に過ぎない最上層であると判明した。大多数の住民は雑穀や救荒作物などで食事を賄っている実態がある。
住居文化でも大きな格差が見られる。北朝鮮の幹部級富裕層が使用する家具であっても、韓国のマンションの廃棄場所に出されている家具より品質が劣る場合が多いという。脱北者の間では「韓国の集合住宅で捨てられた家具を集めるだけでも、北朝鮮の富裕層より豊かな生活ができる」という言葉が出るほど、韓国製の中古家具は北朝鮮において最高級品に相当するとされている。
専門家の間では、こうした生活様式の違いが単なる経済力の差を超え、南北間の異質感を深める要因になり得るとの指摘が出ている。今回の事例は、一方の日常が他方にとっては容易に手の届かない生活であるという、南北の厳しい現実を浮き彫りにしている。
















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